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「健康科学連携教育フォーラム」が行われ、健康について学ぶ3学科(健康・スポーツ科学科、食物栄養学科、健康生命薬科学科)の1年生が、健康科学の分野で活躍する卒業生の話に耳を傾けました。

2024/09/27

2024年度の「健康科学連携教育フォーラム」が9月17日、中央キャンパス・公江記念講堂で開催され、本学で健康について学ぶ3学科(健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科、食物栄養科学部食物栄養学科、薬学部健康生命薬科学科)の1年生が、健康科学の分野で活躍する各学科の卒業生の話に耳を傾けました。

 

本学では、「健康」を専門とする3学部がカリキュラム面で連携する「3学部3学科連携教育プログラム」を実施し、健康についての幅広い知識を習得したスペシャリストを養成しています。このフォーラムは基礎・専門教育への導入教育として毎年この時期に行われており、3学科の1年生が「健康科学連携教育フォーラム」を受講し、「健康科学」に関連した学部・学科で学ぶ自覚・意欲を高めています。

 

フォーラムでは、まず、司会の稲本浄文・健康生命薬科学科長が「急速に進化し複雑化する現代社会においては、自身の専門分野のみならず、幅広くまわりの知識や状況を把握することが必須になっています。フォーラムでは3学科の卒業生から、各学科での学びがいかに卒業後の進路に影響を与えたかを話していただきます。学科での学び、卒業後の進路考える一助にしてほしいと思います」と、開催の目的などを説明。続いて、瀬口和義学長が「本学は来年4月、13学部21学科の総合大学になります。総合大学には、いろんな目標や目的を持った学生が集っており、様々な形で他学科の学生と共に学び、ディスカッションすることで、自ずと自分の視野が広がります。総合大学の強みを十分に活用にしてください」とあいさつしました。

 

3人の卒業生はパネラーとして「私の学生時代と今―健康科学を学ぶ―」をテーマに話をし、3学科の1年生にエールやアドバイスを送りました。

 

スポーツ指導者(フリーランス)の吉川由恵さん(2021年健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科卒業)は、大学卒業後、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に進学し、その後、健康づくりやスポーツ活動の支援事業や情報発信・研究を行う会社勤務を経て、スポーツ指導者になった経緯を説明し、「武庫女の先生方の温かさと人とのつながりの大切さを改めて考えました。深く考えて行動できるかがが大切です。固定観念で自分の可能性を潰してしまわず、やりたいことを追いかけて続けてほしいと思っています。自分が何をしたいのか、何ができるのか。目的や目標を明確にしてみてください」と話しました。

 

枚方公済病院で管理栄養士として勤務する高橋留佳さん(1995年家政学部食物学科=現・食物栄養科学部食物栄養学科=卒業)は、病院における管理栄養士の仕事を説明し、「大学を卒業して29年になるが、その間、家政学部から食物栄養科学部に名称が変わりました。栄養や食事、健康が科学に変わったことが重要なことだと思います。昨年、管理栄養士が医療従事者の枠に入りました。この20年から30年で、管理栄養士ができることは多様化しています。この流れを頭において、これからの活躍の場を広げていってほしいと思います」と話しました。

 

ガンについての研究をしている和歌山県立医科大学特別研究員の畑井麻友子さん(2011年薬学部健康生命薬科学科卒業、2020年大学院薬学研究科薬学専攻博士課程修了)は、大学、大学院、現在に至るまでのガンについての研究内容を説明。「小児ぜんそくの友人が薬の副作用に悩まされていたことがきっかけで、薬について知りたいと大学院への進学を決めました。実験などを通して得られた新しい発見をもとに、たくさんの人の健康を支えたいと思い、研究職を目指しました。薬学の知識はいろいろなところで役に立ちます。専門領域だけでなく、関連領域の勉強にも取り組み、様々なことに興味を持ち、挑戦してください」と話しました。

 

この後、ディスカッションが行われ、他分野との連携の重要性や、大学院進学を今後の進路の選択肢のひとつとして考えることの重要性や進学したきっかけなどについて、3人が改めて自らの経験をもとに話をしました。

 

 

 

 

 

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