ソフトバンクとの産学連携プロジェクト「ふるさと納税返礼品作成による地方創生事業」で、学生たちが開発した返礼品のお披露目が行われました。
2024/12/09
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ソフトバンク株式会社( 以下「ソフトバンク」 )との産学連携プロジェクト「ふるさと納税返礼品作成による地方創生事業」で、経営学部の学生が商品開発に取り組んできたふるさと納税返礼品が完成し、12月3日、武庫川女子大学中央キャンパスで「3自治体(三重県多気町、和歌山県みなべ町、北海道北広島市)ふるさと納税返礼品開発お披露目会」が開かれました。12日には、ソフトバンク本社(東京都港区)で開催される「ソフトバンク社会貢献プログラム産学連携プロジェクト」のシナジーミーティングで学生たちが成果発表します。
武庫川女子大学は、ソフトバンクが今年3月28日に発足させた全国の大学などと連携して社会課題の解決に取り組むコンソーシアム「ソフトバンク社会貢献プログラム産学連携プロジェクト」に参画し、同社との産学連携プロジェクト「ふるさと納税返礼品作成による地方創生事業」をスタートさせ、下記の内容で取り組みを進めています。
第1段階 ソフトバンク提供による講義 「AIの活用について」
第2段階 多気町などの役場担当者から特産品についての講義。
第3段階 AIを活用し、地域の特産品に基づいたふるさと納税返礼品の原案を作成
第4段階 フィールドワーク・原案をベースに地域の高校と返礼品内容をブラッシュアップし、最終製品原案を作成
第5段階 地元町長、商工会などに向け、製品提案
第6段階 ECサイトで販売開始
学生たちは、ソフトバンクからサステナビリティや生成AIの活用について学び、ふるさと納税返礼品に力を入れている三重県多気町などでフィールドワークを行って商品開発に取り組み、地元の自治体、高校、企業と連携して、返礼品の完成(製品化)を目指しました。
うち、多気町にはふるさと納税返礼品の提案を行い、3種類7品目の返礼品が採用されました。
学生たちは、地域のフィールドワークを行う中で、地域の課題を見つけました。
多気町では、特産の次郎柿の収穫体験が返礼品に採用されました。提案をした経営学部の新井紫夕さん(3年)は「多気町で名産品を調べる際、特産の次郎柿の収穫シーズンは収穫する人出が足りず深刻な問題になっていること知り、収穫体験という『体験型』の返礼品を提案した」と話しました。
また、北海道北広島市を訪れた佐伯玲奈さん(3年)は、「北広島市では『エスコンフィールドHOKKAIDO』や有名なお菓子の『白い恋人』の工場を見学したり、地元の人たちの話を伺ってみたりして、北広島市を若者が集まる町、観光地と認知してもらえるよう、地域を活性化したいと思った」と話しました。
学生たちの取り組みについて、ソフトバンクでプロジェクトを担当している西村智秀さん(ソフトバンクCSR本部)は「学生のみなさんには、講義やフィールドワークなどでしっかり学んでいただいた。今日、完成した返礼品を拝見して、あらためてこのプロジェクトのやりがいを感じた」と話していました。
On December 3rd, students from the School of Business Administration completed the development of a new product as part of an industry-academia joint project with SoftBank Corporation entitled “Regional Development through the Creation of Tax Returns”. On December 12, students will present the results at the Synergy Meeting to be held at SoftBank's head office in Minato-ku, Tokyo.
The students learned about sustainability and the use of generative AI from SOFTBANK, conducted fieldwork in places such as Taki Town, Mie Prefecture, which focuses on hometown tax returns, and worked on product development, aiming to complete and promote the tax returns in cooperation with local authorities, high schools, and companies.
Of these, the students made a proposal to the town of Taki for a hometown tax return gift, and three types of seven items were adopted as tax return gifts.