本学大学院生・藤木日菜さんのオリンピック報告と大学院修了記者会見を開催しました。
2026/03/30
武庫川女子大学大学院健康・スポーツ科学研究科修士課程在学中に、ミラノ・コルティナオリンピックフリースタイルスキー・モーグル日本代表として活躍した藤木日菜さんの「オリンピック報告と大学院修了会見」が3月30日、中央キャンパスメディアホールで開催されました。文武両道を貫いた学生生活の思い出と、社会人アスリートとして4年後のオリンピックに挑む決意を語りました。
藤木さんは武庫川女子大学健康・スポーツ科学部を卒業後、武庫川女子大学大学院健康・スポーツ科学研究科に進学。2月に行われたミラノ・コルティナオリンピックでは、フリースタイル・モーグルに出場し、女子モーグルで11位、デュアルモーグルで9位になるなど、堂々たる滑りを披露しました。
このたび、修士論文を受理されて、修士課程を修了。3月20日に行われた大学院修了式は練習で出席できなかったため、この日、会見冒頭で、髙橋享子学長が学位記(修士)を授与しました。修士論文では、スポーツ心理を研究。自己愛が強く、自己肯定感が高い選手は、他人の滑走を見ても影響されることがないそうです。藤木さんは、他人の滑りに影響されることが多かったそうですが、研究の成果もあってW杯初戦(2025/2026シーズン)で8位入賞を果たすことができました。
会見で髙橋学長は「世界の頂点で活躍するとともに、素晴らしい修士論文を書かれた。アスリートと研究者として、大変な努力があったと思う」と称えました。また競技スキー部部長の渡邉昌史教授は「遅咲きのモーグルアスリートとしてこれから太い幹に枝を伸ばし、大輪の花を咲かせて実りに結実させてほしい」と教え子を励ましました。
藤木さんは初めてのオリンピックを振り返り「最初のシングルは自分でプレッシャーをかけて、いつもの滑りができなかった。この経験を4年後に生かし、オリンピックでメダルを取れる選手になりたい」と明言。大学と大学院合わせ計6年を過ごした武庫川女子大学について「先生方にサポートしてもらい、感謝しかありません。この大学に入って心からよかった。成長した姿を見せて恩返しをしたいです」と感謝を述べました。
4月からは滋賀県の山科精器で、アスリート社員として社会人の一歩を踏み出します。関西を拠点に練習し、大阪府内で新生活をスタートさせます。ともにオリンピックに出場し、社会人の先輩でもある兄の豪心さんからは「スキーだけではなく、仕事にもコミュニティを持って取り組むよう」とアドバイスをもらったといいます。「大学でも、スキーだけでなく勉強や研究をしたから見えてくる視点もあった。社会人としても一人前になれるよう頑張ります」と笑顔で語りました。
会場には藤木さんを支えたお母さんの姿も。「大学院時代は家でレポートを書いている姿もよく見ました。遠征などで式に出られないことが多かったので、今回、最後の卒業式を間近で見ることができてよかったです」と話していました。
会見に先立ち、藤木さんは大河原量学院長にオリンピックの報告を行い、スポーツや文化活動で全国・世界級の成績を収めた学生や団体に贈られる大河原学院長賞を授与されました。藤木さんは6年連続で同賞を受賞しており、個人としては最多記録となります。













