「第77回NDKファッショングランプリコンテスト」で生活環境学科の疋田知美さんが佳作に入賞、同学科の卒業生の津國有美さんがNDK賞を受賞しました。
2009/10/16
「NDKファッショングランプリコンテスト」で、生活環境学科アパレルコース3年の疋田知美さん=写真左の左側=の作品が佳作に入賞、同学科の卒業生の津國有美さん=同右側=の作品がNDK賞を受賞し、10月6日に表彰式が行われました。
第77回目となる今回は、160点の作品が出品され、疋田さんは「ヤングダイナミックコンテスト」、津國さんは「ファッションデザインコンテスト」に出場しました。
疋田さんは「植物の生命力」をテーマに、ドレスを制作しました。さまざまなデザインを施した布地を幾重にも重ねたスカート、ステンドグラスを意識して作られたヨーク(※)など、完成度の高い作品となっています=写真中=。「色の組み合わせには特にこだわりました。スカートは白と黒、グレーなどを基調にカラーコーディネートし、派手にならないように気を付けました。また、スカート部分にモノトーン色を使用することで植物が枯れて土に返っていく様子を表現しています」「自分が作った洋服をプロのモデルの方が着てくださるという貴重な体験をさせていただきました。無事に仕上げることができてよかったです」と感想を述べました。
津國さんの作品は、花びらに見立てられたボリューム感のあるスカートが印象的なドレスです。「自然との調和」を追求した津國さんの独特なセンスが光る作品に仕上がっています=写真右=。津國さんは「私が制作したドレスは、装飾品に自然からとった葉っぱや木の実などを使用した、まさにドレス全体が自然と調和したデザインです。本当に自信のあった作品だったので、大賞をとることができずとても悔しいですが、この経験を生かして、より素晴らしい作品を作りたいと思います」と今後の抱負を語りました。
※ヨークとは
スカートの腰部分などに装飾や補強などの目的で付けられる、切り替え布のこと。