フランスで研修中の大森いさみ先生がパリで「親子うま味発見ワークショップ」を開き、日本食の美味しさをパリっ子に伝えました。
2010/07/02
フランスで研修中の大森いさみ先生が4月から6月にかけてパリ日本文化会館で「親子うま味発見ワークショップ」を6回にわたって開き、日本食の美味しさをパリっ子に伝えました=写真右=。
ワークショップは、1回につき30人の親子を対象に、甘味、酸味、苦味、塩味に続く第5番目の味覚「うま味」を体感してもらうというものです。昆布やかつお節から「だし」をひいて、「うま味」を料理に上手く利用する方法は、日本が培ってきた食文化の中核をなす部分ですが、フランスでは、「うま味」という言葉自体、ほとんど認知されていません。そこで、「うま味」というフランス人にとっては、未知なる切り口から日本の食文化を体感してもらおうという試みです。
ワークショップでは参加者に、お好み焼き、焼きうどん、茶碗蒸し、ちらしずしなどを作ってもらいながら、「うま味」についての理解を深めてもらいました=写真左=。
大森先生は「子供を対象にした、日本料理のワークショップというのは、こちらではまだほとんど実施されたことがなく、いろいろ大変でしたが、子供だけではなく、親子ともどもとっても楽しんでくださったようです。ワークショップの後に、お父さんやお母さんからの質問攻撃にあいました。実施後のアンケートでも、『とても面白かった』『継続し実施をしてほしい』などという記述が多く、大好評でした」と話しています。