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「技術・体力とともに人間性を磨いて」。健康・スポーツ科学会の講演会で阪神タイガース球団本部編成部の山本晴三氏が語りかけました。

2010/07/22

 大学 健康・スポーツ科学科、短期大学部 健康・スポーツ学科の学生で組織している健康・スポーツ科学会が主催した講演会が7月22日、マルチメディア館メディアホールで開かれ、阪神タイガース球団本部 編成部の山本晴三氏が「野球人生から学ぶ心~阪神タイガースを支えた36年~」と題して講演しました=写真=。

 山本氏は、選手時代の体験や阪神タイガースの寮長として選手を育ててきた経験をもとに、厳しいプロの世界で長く生き残っていくためには、「挫折を克服し、前向きになれること」と話しました。これまでエースとして高校野球などで活躍してきた選手たちが、プロの世界に入ると早い時期に現実の壁に突き当たります。その時、自分はどんな特長を持っているのか、どんな弱点があるのかを知り、自分の目指す方向を早く見つけなければなりません。挫折を経験し、己を知ることで正しい努力の方向が分かり、それを伸ばすことができるからです。

 また、一流選手は強い自己意識を持っているとともに考え方や心構えが違うと指摘しました。目指すところが違えばトレーニングもやはり他と違っていることや、礼儀、あいさつ、身だしなみ、整理整頓、といった日常生活もきっちりしてると紹介。技術・体力だけでなく普段の行い・行動・心構えがプレイに現れると「人間性を磨く大切さ」を強調しました。

 そして会場の学生たちに、「何事もあきらめず最後まで気を抜かずにやり抜いてください。“心・技・体”といいますが、心を鍛えることが大切です」「人生はすべて勉強です。つらいこと、悲しいこと、嬉しいこと、すべてが人生に必要充分なものです。それらを前向きにプラスに変えて、一歩でも半歩でも進んでいきましょう。皆さんも、自分の考えや行動を見詰め直して、自分にとってより良いものにしてください」と語りかけました。

 会場には大学 健康・スポーツ科学科と短大 健康・スポーツ学科の1年生を中心に約200人の学生が参加。講演後には、会場からいくつもの質問が出され、山本氏はそれぞれに丁寧に答えていました。

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