社会福祉と精神保健福祉の実習報告会が行われ、心理・社会福祉学科の学生が実習で学んだことを発表しました。
2010/11/25
社会福祉実習・精神保健福祉実習を総括する「2010年度実習報告会」が11月13日に開かれ、心理・社会福祉学科の社会福祉コースで学んでいる3、4年生が実習成果を発表しました。社会福祉を学ぶ2~4年生の学生約200人と実習先でお世話になった方々、学科長、社会福祉コースの教員が参加しました=写真左=。
安藤明人・同学科長のあいさつに続いて、高齢者福祉分野・地域福祉分野・児童福祉分野・障害者福祉分野・精神保健福祉分野の各代表が、実習を振り返った発表を行いました。
学生たちは「仕事のやりがいを学ぶと同時に、現場が抱えるジレンマを知ることができた貴重な体験でした」「利用者の方とのやりとりの中で、いかに自分が言葉に頼りすぎていたかを痛感しました。コミュニケーションは言葉だけではないことを教わりました」「目先のことにとらわれない、その先を見据えた支援の大切さを学びました」「現場で働くことの厳しさや喜びを知り、より福祉職で働きたいという意欲が高まりました」と話していました=写真右=。
最後に、実習先の方々から、これから実習する2、3年生に「実習で格好を付ける必要はありません。下手でも一生懸命に取り組む姿が利用者の心を動かします」「実習に取り組む上で大切なことは、心身ともに健康であることです」というメッセージをいただきました。
参加した学生らは「実習施設の職員の方々の前で、発表者が堂々と報告している姿を見て、私たちが実習に行くことの意義や意味を理解できました」「どの分野でもそれぞれに貴重な経験があり、学ぶことが多かったのだなと思いました」と話していました。