「キャリア形成における大学教育」をテーマにした、大学教育学会の課題研究集会が本学で開催。教育学科の学生が参加し、鋭い質問をしました。
2010/12/02
「キャリア形成における大学教育-ライフサイクルの視点から-」を統一テーマにした、大学教育学会の「2010年度課題研究集会」=写真右=が11月27、28両日、本学を会場にして開催され、全国から400人を超える大学関係者が参加しました。
研究集会の実行委員長は教育学科の山崎洋子教授が務めました。1日目は、慶應義塾大学の井下理教授が「大学教育とキャリア形成-ライフサイクルの視点から-」と題して基調講演。続いて、開催校(本学)が企画したシンポジウム「キャリア形成における大学教育-ライフサイクルの視点から-」が行われ=写真左=、ライフサイクルを視野に入れたキャリア形成に大学はどう関わるのかについて、参加者が議論しました。
基調講演と開催校企画シンポジウムには、教育学科1年生252人が初期演習の授業の一環として参加し、熱心にメモを取りながら聞きました。本学の情報メディア学科の福島秀行教授(前キャリアセンター長)もパネリストの一人として登壇し、本学のキャリア教育への取り組み状況や課題を報告しました。
質疑応答では、「参加している学生さんの声が聞きたい」というフロアからの意見に、教育学科4年の山本優子さんが、超氷河期といわれる就職が難しい状況に関して「大学は社会に対してどのような働きかけをしているのですか」、また教育学科1年の桑山奈津子さんは、大学の取り組みを中心とした議論を受けて「学生である自分は今、何をしないといけないのでしょうか」などと質問。他の参加者は「鋭い質問ですね」などと感心していました。
2日目には、シンポジウムⅠ「構築中の学士課程:プログレスレポート」やシンポジウムⅡ「SDの新たな地平-『大学人』能力開発に向けて-」、シンポジウムⅢ「共通教育のデザイン」の3つのシンポジウムが開催され、FD推進委員をはじめとする本学の多くの教職員が参加しました=写真右=。