アメリカで活躍している卒業生から学ぼう―。アメリカ分校に留学中の薬学部生が、卒業生の薬剤師・大野真理子さんの講義を受けました。
2011/03/07
薬学部のMFWI(アメリカ分校)留学プログラムに参加している23人が3月4日(現地時間)、フロリダ州で薬剤師として活躍している薬学部卒業生の大野真理子さん=写真右=からアメリカにおける薬剤師や薬局の現状についての講義を受けました。
大野さんは本学薬学部を卒業後、有機合成化学の研究室に助手として勤務。その後、フロリダ大学に入学し、卒業後はフロリダ・デイトナビーチにある薬局「Walgreens」で薬剤師として活躍しています。今年度、薬学部MFWIプログラムがスタートしたことをきっかけに、学生向けの講義が実現しました。
大野さんはアメリカでの薬剤師の役割について、自らの経験を通じて、学生たちに分かりやすく説明=写真左=。学生たちからは、日米の調剤薬局の違いについてなどの質問が次々と出て、予定時間をオーバーするほど盛り上がりました。
受講した学生は「日米で薬剤師の役割などは少し違いますが、『患者さんのために』という姿勢は両国で共通だということが分かりました」と話していました。
卒業生による講義はプログラム最終週まで続きます。次週には、コネチカット州のファイザー社で創薬研究者をしている木本絵美さんが、その次の週にはカウンセリング会社「サクセス・アブロード・カウンセリング」を起業した角谷紀誉子さんが、MFWIで講義する予定です。