タイの高校・大学の若手教員30人が日本語教育研修の一環で本学を訪問。日本語日本文学科の日本語教育系コースの学生と交流しました。
2011/04/24
タイの高校・大学の若手教員30人が4月19日午前、中央キャンパスで日本語日本文学科の日本語教育コース3年生ら学生55人と交流しました。研修に参加した教員は、タイ日本語教師会の訪日研修に参加するために来日。その研修プログラムの一環として、本学を訪問しました。
タイでは、中等教育における日本語教育の需要が大きく、教員養成が急務となっています。この研修は埼玉県で行われる予定でしたが、東日本大震災の影響で大阪府にある日本語研修施設「国際交流基金 関西国際センター」を拠点に行われることになり、本学学生との交流もプログラムに追加されました。
タイの教員と本学学生との交流会には、糸魚川直祐学長も出席しました=写真左=。糸魚川学長はタイ語で自己紹介をし、「両国がお互いの言葉や文化を学びあうことは非常に大切です。ともに学んでいきましょう」とあいさつしました。交流会では、グループに分かれて、日本語での会話練習をしました=写真右=。タイ人教員は日本の大学生生活や将来の夢などについて、本学学生に熱心に質問していました。
交流会に参加した学生は「多くのことが学べる貴重な経験ができました」「今後、できればタイで日本語を教える仕事がしたいです」などと話していました。タイの教員からは「初めて、日本語でこんなに多くのことを話すことができました」「武庫川女子大学の学生は素晴らしいです」といった感想が聞かれました。
本学では1999年、日本語日本文学科に「日本語教育系」というコースを設け、日本語を母語としない人々に日本語を教える日本語教員を養成しています。文部科学省の定めた日本語教員採用基準に対応した科目を学習し、日本語教員に必要な知識や能力を養っています。