クスリの現場を体験し、薬学を学ぶ意欲を高めよう! 薬学部の1年生281人が、病院や研究所などを訪れる「早期体験学習」に取り組んでいます。
2011/05/26
薬学部に今春、入学した281人(薬学科236人、健康生命薬科学科45人)が、病院や薬局、研究所などを訪問する科目「早期体験学習」に取り組んでいます。この科目は1年生の早い段階で薬学の現場を体験し、学習に対するモチベーションを高めるとともに、現場で活躍する本学卒業生と接することを目的に毎年、実施されています。
今年も学生たちは、地域の薬局や基幹病院、製薬企業などを訪れています。5月12日には、尼崎市保健所を訪問。本学薬学部の卒業生の講師から、保健所の事業概要や具体的な業務の内容について詳しく説明を受けました=写真=。参加学生は「保健所で活躍されている先生方の仕事内容は非常に多岐にわたり、医事薬事、衛生関連の深い知識が必要な、興味深い職種であると感じました」と感想を話していました。
その他にも、学生たちはグループに分かれて、さまざまな施設を訪問しています。薬学科生は神戸赤十字病院や神戸大学医学部附属病院、大日本住友製薬などを、健康生命薬科学科生は、兵庫県警科学捜査研究所、JT生命誌研究館などを訪れ、現場を体験したり、担当者から業務の説明を受けたりします。訪問内容は後日、パワーポイントにまとめて発表し、結果は冊子にして関係者に配布します。