藤井達矢准教授の授業の受講生らが、震災復興の思い込めて制作したアート39点が、ドイツ・ハンブルグで展示され、世界の人々の共感を呼びました。
2011/06/29
共通教育科目「先端芸術表現」(担当:藤井達矢教育学科准教授)の受講生が震災復興への思いを込めて制作した作品39点が、5月25日~29日ドイツのハンブルグで開かれた「ハンブルグ日本映画祭」の会場で展示されました=写真中・右=。作品は6月1日~19日にもハンブルグのフェスティバル会場で展示され、日本の震災に心を痛める現地の人々や各国からの来場者の共感を呼びました。
藤井准教授は4月、知人のドイツ在住の日本人アーティスト・綿引展子さんが現地で、被災地のための「TEGAMIプロジェクト」を展開していることを知りました。このプロジェクトは、被災地のために日本から届いたアーティストのハガキサイズの作品をドイツで展示するという活動です。アーティストとしても活動している藤井准教授はこのプロジェクトに賛同し、自らも作品2点を制作すると同時に、「先端芸術表現」の受講生にもこのプロジェクトへの参加を呼びかけ、学生からは39点の力作が寄せられました。
ハンブルグの展示会場では計300点ほどの作品が展示され、本学学生の感性が発揮された作品は、来場者の注目を集めていました。写真左は、生活造形学科2年の松村育美さんの作品です。
藤井准教授は「幼児期に阪神・淡路大震災を体験した学生たちが、今、東北について、日本について思うことを素直に表現し、それを海外で示すことの意義は大きいと思います」と話しています。