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共に困難を乗り越えよう―。教育学科の藤井達矢准教授が群馬で開催中の芸術祭に、震災復興への思いを込めた作品を出展しています。

2011/08/28

 現代美術家として活躍する藤井達矢・文学部教育学科准教授が、群馬県中之条町で開催中の芸術祭「中之条ビエンナーレ2011」に、震災からの復興へのメッセージを込めた作品を出展しています=写真右=。この芸術祭の会期は10月2日(日)まで。詳細は「中之条ビエンナーレ2011」公式サイトをご覧ください。

 作品のタイトルは「いち、にの、さんめのこ!」。これは中之条地域の方言で、「イチ、ニノ、サン!」の意味です。タイトルには「震災と原発問題に立ち向かう私たち日本人は、世界中からの応援に人と人のつながりの大切さを再認識しつつ、手を取り合って困難を飛び越えよう」というメッセージが込められています。藤井准教授は、ドイツ人の作家シルビア・シュルテスさん、ヒンリク・グロスさんとコラボレーションし、作品を完成させました。

 展示空間内には、プロジェクターや障子など14種類の装置を配置=写真左=。現地で撮影した400枚の写真から抽出した色彩を64色抽出、その色を障子の枠にあてはめたり、プロジェクターで天井に投影したりと、ユニークな表現がされています。藤井准教授は、「カオスな空間。何をどう捉え、どう思うかは、作品を見た皆さんに委ねたい」と作品の意図を話しています。

 兵庫県西宮市の船坂地区において隔年で行われている「西宮船坂ビエンナーレ」の総合ディレクターも務める藤井准教授は、「アートが、人と人とをつなげ、地域を盛り立て、生きる希望にも結びつくということを実感しました。地元西宮船坂での取り組みにも、この経験を生かしたいと思います」と感想を話していました。

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