福祉職に就いている本学卒業生のキャリアアップと福祉職を目指す在学生の職業意識を高めることを目的に、心理・社会福祉学科主催の第1回社会福祉研究会が開催されました。
2011/10/15
心理・社会福祉学科主催の第1回社会福祉研究会が10月15日午後、中央キャンパスの文学2号館で開かれ、学生や卒業生、教員ら約100人が参加しました。同研究会は、福祉職に就いている本学卒業生のキャリアアップを図り、福祉職を目指す在学生の職業意識を高めることを目的に、本年度から開催されました。
はじめに神戸市長田区保健福祉部長の永井保雄氏が「生活保護の現状と課題」と題して基調講演しました=写真左=。永井氏は長田区の人口構成や保健福祉部の組織、生活保護制度について説明。生活保護制度の課題や地域で起こっている問題に対する今後の取り組みについて話しました。
続いて心理・社会福祉学科の岡光昇教授=写真右の左=と永井氏の対談が行われました。「自身の経験・学びから、自分で考え、行動する人材が求められています」という永井氏の話を受け、岡光教授は「授業を受け、ノートをとり、試験までに覚えて満足するだけではいけません。日々、自分に分かること、分からないことを意識し、分からないことは自分で答えを探してください。なかなか答えに辿り着けなくても、自分で考え、突き詰めていく行動こそが大切です」と在学生に呼び掛けました。
研究会を終えて、卒業生らは「理論と実践に基づいた貴重なお話を聞き、勉強になりました」「今日のお話をこれから自分たちの現場で生かしていきたいです」と話していました。