教育学科教育研究会主催の講演会「教育現場からのメッセージ」が開催され、本学卒業生が貴重な教育現場の声を在学生に届けました。
2011/11/21
教育学科、幼児教育学科を卒業され、現在、教育現場で活躍されている小学校教諭の岡田有美子氏、小川晃子氏、特別支援学校教諭の平田紗綾加氏、幼稚園教諭の番匠有希氏、保育士の奥崎正恵氏の5人の先輩方をお招きして、教育学科教育研究会主催の講演会「教育現場からのメッセージ」を11月12日に文学2号館で開催しました。教育学科、幼児教育学科の学生、教職員に加え、他学科の学生も合わせて116人が参加し、講師の先生方のお話に熱心に耳を傾け、多くの学生が講演中にメモを取るなど、有意義な時間を過ごしました。
岡田氏は、「子どもと共に成長する」をテーマに、子どもたちにどんな大人になってほしいのか、そのために今何が必要なのかを話し、小川氏は「母として教師として」をテーマに「親になったからこそ分かる保護者の方の気持ちに寄り添いながら、これからも母と教員の両立を頑張っていこうと思っています」と、小学校教諭としての気構えを伝えました。平田氏は「子どもたちからもらったもの」をテーマに「なかなか声を出せない子どもが、大きな声で返事ができたり、重度の障害で反応がほとんど見られない子どもが表情を変えたりすることが、とてもうれしい出来事だと感じられるこの仕事に大きな魅力を感じています」と教師としてのやりがいを学生に教えました。番匠氏は「いつも笑顔で」というテーマで「人と比べてしまうことがあると思いますが、自分自身を大切にして、自分が自分でいられるように過ごしてほしいです」、奥崎氏は「保育士という仕事」をテーマに「何事にもチャレンジしてみてください。そのやる気がいろんなことへのきっかけになったり、新しいことに気付くチャンスになったりします」と学生へ向けてエールを送りました。
本学を卒業されたばかりの先生から長く教職に就いておられる先生まで、それぞれ貴重な体験や現場で直面した問題、日頃お考えになっていることなどを率直にお話しいただき、学生たちは、大学の中だけでは知ることのできないこと、気付かなかったことを学びました。