「学生と教員がともに考えるFD座談会」が開かれ、学生、教員がそれぞれの立場から授業について語り合いました。座談会の内容は、来春発行の「FDニュース」に掲載。
2011/12/08
本学はFD(Faculty Development)推進委員会を立ち上げ、授業改善・改革に向けてさまざまな活動に着手していますが、その活動の一環として、FD推進委員と学生が授業について考える「学生と教員がともに考えるFD座談会」が12月7日午後、中央キャンパスで開かれました=写真=。
学生広報スタッフが参加
この座談会は、昨年から開催され、今年で2回目。学生広報スタッフの太田裕子さん(教育学科4年)、小矢野加奈さん(短大・日本語文化学科2年)、足立麻里子さん(短大・日本語文化学科1年)、川崎瞳さん(英語文化学科1年)、大倉尚子さん、葛谷詩織さん、松永夕貴子さん(いずれも情報メディア学科1年)ら7人とFD推進委員の教員、糸魚川学長が座談会に参加しました。
座談会前に、学生らは、それぞれ3つのグループに分かれ、自分たちが所属する学科とは別の学科の公開授業をFD推進委員の教員と一緒に参観しました。北口勝也・教育学科准教授のグループは、英語文化学科の授業「アメリカ文化と文学の流れ」、三浦秀松・英語文化学科准教授のグループは、短大人間関係学科の授業「恋愛と結婚の科学」、西尾亜希子・共通教育部講師のグループは、教育学科の授業「教科理科演習」にそれぞれ参加しました。
「アイコンタクトで距離が近くなる」さまざまな意見を交換
座談会では、参観した授業の良かった点や改善すべき点を話し合いました。「グループワークでは、先生が一つ一つのグループを回って声を掛けていたのがよかった」「授業の構成や段取りが大事」「先生から席が離れている人への声掛けや動機付けが必要」「先生が教室を歩き回ってアイコンタクトを取りながら進んでいく授業は、先生との距離が近くなる、楽しい」などの意見が交わされました。
「先生ともっと接触を」と糸魚川学長
座談会の最後に糸魚川学長は「先生方は、自信を持って、いつ、誰が来ていても授業を公開していただきたい。学生の皆さんには、授業を聞くだけではなく、授業外でも先生と接触し、先生の教育に対する考えを聞いてほしいと思います」と締めくくりました。
川崎さんは「座談会では、もっと良い授業をしたいという先生方の思いが伝わりました。学生の本音の部分も真剣に聞いて下さり、とても有意義な時間でした。また機会があれば参加したいと思います」と話しました。
公開授業は、本学教職員、附属中高教職員を対象に、12月22日まで行われます。詳細はFD推進委員会のホームページまたはinfo@MUSESでご覧いただけます。座談会の様子は、2012年4月発行予定の「FDニュース」で詳しく掲載されます。