本学トルコ文化研究センター長の岡崎甚幸・建築学科長がトルコ大地震の被災地に入り、現地調査をします。
2011/12/17
武庫川女子大学トルコ文化研究センター長の岡崎甚幸・建築学科長が12月18日から一週間、今年10月に発生したトルコ大地震の被災地を訪れ、神戸市の職員らで組織する派遣調査団の一員として、現地の被災状況を調べます。岡崎教授らは、12月16日午後に神戸市役所内の神戸市政記者クラブで記者会見し、調査の概要を説明しました=写真中央が岡崎教授=。
このニュースは12月17日付神戸新聞朝刊の地域ニュース面(兵庫)でも「神戸市職員や専門家ら5人 大地震のトルコ調査 あすから耐震などで助言も」という見出しの記事で紹介されました。
本学は2008年にバフチェシヒル大学と交流協定を締結、2009年にトルコ文化研究センターを開設し、同大学と共同で建築や文化に関する研究を続けています。この度、同大学とイスタンブール市シシリ区から「阪神・淡路大震災を経験した関係者を招聘したい」という要請があり、岡崎教授を総括担当とする調査団が結成されました。メンバーは、小野田敏行・前神戸市消防局長=写真左端=や林芳宏・神戸市産業振興局参事=写真右端=など5人です。
調査団一行は、18日に日本を出発、20日にトルコ東部のヴァン県に入り知事や市長と面会します。二日間にわたりヴァン県の被災状況を調べたり、現地対策室の担当者と意見交換をしたりする予定です。被災地で得られた調査の成果は、22日にイスタンブール市で行われる会議「Earthquake and municipal works(地震と自治体の動き)」の中で発表します。
岡崎教授は「今回地震のあったトルコ東部から届く情報はとても少ないのが現状。実際に現地に入って被害の状況を確かめたい」と話しています。