鳴尾地区に昔から伝わる「逆さ門松」を学生らが作り、地元の商店街に飾りました。
2011/12/16
生活環境学科で「まちづくり論」(三宅正弘准教授)を受講している学生が12月16日午後、西宮神社の周辺や鳴尾のかつての風習「逆さ門松」を復活させようと、門松作りに挑戦しました。
鳴尾に伝わる民話に「逆顔大王(ぎゃくがんだいおう)」という話があります。大晦日に近づくと、海から逆顔大王という魔物が風とともに鳴尾を襲い、地元の人は、その魔物を退け、嵐を静めるために松を逆さに飾ったという内容です。
学生らは三宅准教授の指導の下、松、水引、赤い紙、南天などを使って、オリジナルのデザインの逆さ門松を1時間半かけて制作=写真左=。作品は鳴尾本町商店街の街灯などに飾り付けられました=写真右=。
この授業は、地元の伝統行事を学ぶとともに、これからのまちづくりを考える講義で、「逆さ門松」の活動も今年で5回目。門松を取り付ける学生に、通りがかった地元の方々が「今年もありがとうね」と声を掛けていました。