情報メディア学科3年の藤田朋美さんが、学生ビジネスプランコンテストで奨励賞を受賞しました。アイドルを講師に起用するユニークなインターネット教育サービスを発案。

　学生対象のビジネスプランコンテスト「キャンパスベンチャーグランプリ」大阪エリア大会(CVG大阪実行委員会主催、摂津水都信用金庫、日刊工業新聞社共催)で、情報メディア学科3年の藤田朋美さん=写真左=のプラン「たま・すた!～『アイドルのたまご』と楽しくSTUDY」が奨励賞を受賞しました。同コンテストには約200組の応募がありましたが、藤田さんのアイデアは25件の受賞作の一つに選ばれ、表彰式が1月18日にANAクラウンプラザホテル大阪で行われました=写真左=。

　この「たま・すた!」は、アイドルの新人(たまご)を講師に起用し、インターネットを通して各種教育情報サービスを提供するサービス。藤田さんが社長となり、アイドルの所属プロダクションの経営と、Webサイト=写真右=の運営を行い、利用者に教育サービスを提供するというユニークな事業プランです。

　藤田さんは近年流行している「インターネット家庭教師」サービスに着目しました。中学・高校次代にアイドルに熱中した経験を生かし、「アイドルと一緒に勉強」と「インターネット家庭教師」を掛け合わせて「たま・すた!」を発案。「もっと手軽な価格で楽しみながら勉強したい」という利用者のニーズに応える内容にしました。自宅にいながらにして好みのアイドルから、楽しく勉強を教えてもらえると同時に、「勉強を教えるアイドル」という新しいタイプの人材を育成する斬新なアイデアが、高く評価されました。

　eラーニング市場やアイドル市場の現状を分析し、事業採算や収支予測を踏まえた本格的な提案書を完成させた藤田さん。「プランを完成させるにあたり、社会の仕組みなどを勉強しました。今回のコンテスト応募をきっかけにベンチャーにも興味が出てきました」と感想を話しています。