新聞各紙で紹介! 教育学科の学生が、子育て中の母親のための沿線マップ・神戸編を阪神電鉄と共同で制作しました。1月25日から阪神主要駅で配布開始。
2012/01/25
武庫川女子大学と阪神電気鉄道株式会社は、阪神沿線で子育て中の母親が訪れやすいスポットを紹介するマップ「mama’s smile 阪神沿線子どもとおでかけナビ(神戸編)」=写真左=を制作しました。キッズスペースのある子供服店、子連れで利用しやすい美容室、子どもと一緒に楽しめるミュージアムなど三宮・元町エリアにある全16施設を紹介しています。このマップは、阪神電気鉄道の沿線情報紙「ホッと!HANSHIN」(タブロイド判、毎月10万部発行)1月25日発行号に掲載するほか、持ち運びやすいリーフレット(A5判10ページ、1万部発行)にして、1月25日から阪神電車の主要駅等に設置します。
卒業研究のテーマとしてこのマップ制作に取り組み、取材・記事執筆をした折方沙織さん、草地唯さん=写真中の右から順=(いずれも教育学科4年、西本望教授のゼミ生)が1月23日午後、神戸市役所内の神戸市政記者クラブで記者発表し、「このマップが、子育てで悩んでいるお母さん方の助けになれ嬉しいです」と制作の趣旨を話しました=写真右=。
※ 本マップ制作の記事は、1月24日付産経新聞朝刊神戸版、翌25日付読売新聞・神戸新聞朝刊神戸版、毎日新聞朝刊阪神版にそれぞれ掲載されました。
このマップは、教育学科を持つ本学と沿線活性化に取り組む阪神電鉄の産学連携ににより制作されました。折方さん、草地さんは尼崎、西宮、芦屋、神戸各市に住む子育て中の母親237人を対象にしたアンケートや母親らによる座談会を実施。「子育て環境に期待すること」「子育てのお悩みとその対応」などについて母親たちの声を集めました。マップにはこのアンケートの結果や、座談会でのコメントも掲載されています。
マップでは、「ベビーカーでの来店OK」「禁煙・分煙」「ベビーチェアの有無」「授乳スペースの有無」など、子連れの際に気になる12のポイントについて施設ごとに調査し、マークで分かりやすく表記しています。「子連れでは美容室に行きづらい」という母親にの声を反映し、美容室を掲載施設に加えるなど、より役立つ情報になるように努めました。
折方さんは「子育て中のお母さんは孤独な気持ちになりがち。このマップを手にとって、街に出て、お出かけを楽しんでほしいです」、草地さんは「授乳スペースがなかったり、ベビーカーでの入店が難しかったりといった理由で、不自由な思いをしているお母さん方の姿を多く見かけました。このマップがきっかけとなり、子育て支援の輪が広がればいいですね」と話していました。