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福井・情報メディア学科教授と木下・薬学部教授が、薬学共用試験対策用のeラーニングシステムを開発しました。スマートフォン、タブレットPC対応のアプリもあります。

2012/02/06

 情報メディア学科の福井哲夫教授(ソフトウェア論、プログラミング論)と薬学部健康生命薬科学科の木下健司教授(ゲノム機能解析学)が共同で、薬学共用試験(CBT)対策用のeラーニングシステム=写真右=を完成させました。1月12・13日に行われた薬学共用試験には、薬学科4年生156人がこのシステムで勉強して臨みました。

 薬剤師を目指す薬学科生は、5年次の病院・薬局での実務実習をする前に、薬学共用試験への合格が必須。この共用試験は、実習に必要な知識、技能、態度を確認する試験で、主に知識を評価する「CBT」と、技能と態度を評価する「OSCE」の2種類があります。CBTは、コンピュータを使用した五択問題形式で、出題範囲の違う3つの問題群(ゾーン1~3)から約100題がそれぞれ出題されます。木下教授は、独自に問題集をテキスト化して、データーベースを作成。各ゾーン約500問を蓄積し、アクセスすると20問がランダムに出題されるよう設定しました。

 木下教授は、本学の情報教育研究センターの学習支援システム「μCam」を利用し、共用試験(CBT)合格対策用eラーニングシステムとして提供しました。11月4日~1月12日までの間に計約1万5千回のアクセスがあり、学生に好評です。木下教授は「他の試験対策に応用したり、商品化したりできればいいですね」と話しています。

 福井教授らは、このeラーニングシステムをスマートフォン(iPhone)、タブレット端末(iPad, iPod Touch)対応の専用アプリとして開発しました=写真左=。アプリの開発プログラムは、管理栄養士など他の国家試験対策にも応用することができます。情報メディア学科では、これ以外にも、食物栄養学科と「管理栄養士国家試験対策アプリ」を、日本語日本文学科とは「ITパスポート試験対策アプリ」を開発中です。2月1日には学内に無線LANホットスポットが設置、モバイル端末を用いた学習環境は充実していきます。

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