「現場で実体験し、たくさんの人と触れ合って」。評論家の金美齢氏が教育後援会で、保護者や学生に向けて語りました。
2012/02/19
学生の保護者で組織する「武庫川女子大学教育後援会」(会長:岩尾勤会長)の主催する講演会が2月18日午後に中央キャンパスで開かれ、評論家の金美齢氏が講演しました=写真左=。会場の公江記念講堂には、学生の保護者を中心に、学生や教職員など約600人が集まり、金氏の歯切れの良い語り口に聞き入りました。
金氏は昨年5月に本学同窓会「鳴松会」の総会で講演。その内容が好評だったことから、教育後援会が再度、講師を依頼しました。
登壇した金氏は開口一番、「いやー、NHKもなかなか乙なことをしますね」と、前日の17日にNHKが「おはよう日本」で武庫川女子大学東京センターを紹介したことに触れ、聴衆をわかせました。金氏は「なるべく、皆さんの近くで話がしたい」と終始、講演台の前に立って身振り手振りを交えながら、熱っぽく聴衆に語り掛けました=写真右=。
金氏は『21世紀の提言 新しい世代を育てる~輝け女性!女は賢く、勁(つよ)く~』というテーマで、1時間半にわたって教育や家族、国家といった幅広い観点から話を展開しました。学生に向けては、「素直さが無いと人は成長しません」「現場で実体験することが大切。インターネットに頼っているだけではだめ。たくさんの人と直に触れ合わないといけません」とアドバイス。歯に衣着せぬ発言に、時折会場からは大きな拍手が起こりました。
講演後には質疑応答の時間が設けられ、「これまで一番辛かった経験は?」などといった質問が会場から出ました。