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東日本大震災の遺児を支援するための「ノルディックウォーキングイベント」を健康・スポーツ科学部が開きました。参加費はすべて、東北レインボーハウスの建設費に。

2012/04/01

 東日本大震災の遺児を支援するための「ノルディックウォーキングイベント」が4月1日、健康・スポーツ科学部の主催で開かれ、関西各地から参加した55人が武庫川河川敷を歩きました。参加費1人2千円とこの日寄せられた募金計15万8566円はすべて、震災遺児の支援拠点「東北レインボーハウス」の建設費として、「あしなが育英会」に寄付されます。
 ※このイベントは、毎日新聞4月2日付朝刊阪神面の「つながり大事 交流を」の記事で紹介されました。

 ノルディックウォーキングは、ポール(スキーに用いる杖)を使って歩くエクササイズです。膝や背中の負担を減らすうえ、運動量は2割アップする効果もあり、北欧では性別、あるいは年齢に関係なく誰でも楽しめるスポーツとして親しまれ、日本でも注目されています。

糸魚川学長も完走しました
 この日は、同学部の松本裕史講師ら日本ノルディックウォーキング協会公認インストラクターがウォーキングを指導、健康・スポーツ科学科と健康科学研究部の学生ら30人がイベントをサポート、糸魚川直祐学長も参加し、完走しました。

 午前9時から甲子園会館の玄関前広場で行われた開会式では、糸魚川学長が「武庫川女子大学は日本で一番学生の多い女子大学ですが、その学生の多くは東日本大震災の支援に立ち上がっています。今日は、みなさんの善意を、震災遺児にお届けします」とあいさつ。あしなが育英会神戸レインボーハウスの伊藤道男事務所長は「東日本大震災で、阪神大震災の3倍以上の2050人もの遺児が生まれました。あしなが育英会は、遺児の支援に全力を挙げていきますので、みなさんもご協力ください」と呼び掛けました。

「いい企画ですね」と参加者 
 河川敷の桜はまだツボミでしたが、穏やかなウォーキング日和。参加者は準備体操の後、武庫川河川敷を4キロと6キロのコースに分かれて歩きました=写真右=。京都から参加した主婦は「少しでも震災遺児のお役に立てると聞いて、参加しました。楽しく歩かせていただきました。いい企画を立てられましたね」と話していました。

 甲子園会館に到着した後、全員で記念撮影=写真左=、会館の見学会も催されました。学生らは、震災遺児を支援する募金活動もしました=写真中=。

カヌー日本選手権3連覇の本学OGが勤める企業など4社が協賛
 「ベストアメニティ」「辰馬本家酒造」「大塚製薬」「ライジング」の4社が、震災遺児を支援する趣旨に賛同し、参加者に贈る記念品を提供しました。
 16穀米を提供した「ベストアメニティ」には、2011年度カヌー日本選手権の500m.ペアで優勝し、3連覇を達成したOGの網あづささんと鈴木祐美子さんが勤めています。二人から参加者に「皆様にとって、ノルディックウオーキングが有意義な時間になりますように。そして、これからの日々がより心豊かに送れますよう。お祈りしています」というメッセージも届けられました。

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