文学部教育学科の藤井准教授が「絆」をテーマにした日中現代美術交流展を企画しました。3月31日に中国広東省で開幕。
2012/03/28
現代美術家として活躍する文学部教育学科の藤井達矢准教授が3月31日から4月30日に中国広東省広州市の非営利現代美術館「53美術館」で行われる美術展「A as A Project 2012 in 広州 ~日中現代美術交流展 vol.1 『絆』」を企画しました。日中国交正常化40周年にあたる今年、日本人アーティストが多数参加する本格的な現代美術展は、中国広州では初の試みです。
里山を舞台にした芸術祭「西宮船坂ビエンナーレ」の総合ディレクターを務めている藤井准教授のもとに、西宮船坂ビエンナーレの取り組みに共感した中国側から要請があり、今回の中国での現代美術交流展が実現しました。藤井准教授と53美術館の胡震・学芸員が共同企画し、外務省「日中国交正常化40周年記念事業」、兵庫県「兵庫県広東省友好提携30周年事業」の認定を受けています。
「アートによって人と人のつながりを問い直そう」
藤井准教授から以下のリポートが届きました=写真は藤井准教授の作品=。
「日本・中国を中心にドイツ・アメリカ・韓国からの作家も合わせて総勢40人近くのアーティストが広州に集い、互いに、そして広州市民とも交流を重ねながら現地で滞在制作を行います。3月中旬以降日本から順次アーティストが渡航し、制作をはじめます。私は、一作家としても出品します。東日本大震災から一年を経た今、アートによって人と人のつながりを問い直そうという試みです。低予算のなか、参加アーティストはみな手弁当で挑みます。ぜひともご高覧くださいますよう、よろしくお願いいたします。」