オーストラリアのダンスセラピストのヘザー・ヒル先生が、音楽療法を学んでいる学生らにワークショップを開催しました。
2012/05/02
オーストラリアのダンスムーブメントセラピー協会に所属するダンスセラピストのヘザー・ヒルさんが5月2日、音楽療法を学んでいる学生ら約30人を対象に「ダンスへの招待」と題して体育館でワークショップを開催しました=写真右=。
はじめにヘザー先生が「オーストラリアで精神科の患者さんに行っているセッションを体験してください」と呼び掛けました。学生らは互いに見つめ合ったり、2人組になって体を伸ばしたり、輪になって深呼吸したりしました。また、全員が手をつないで、普段から患者同士で楽しんでいるフォークダンスも体験しました=写真中=。続いて、ヘザー先生が子どもを対象にしたセッションや認知症患者のセッションの映像を見せながら解説しました。
ヘザー先生は「今日は人とかかわるプログラムを中心にセッションを行いました。呼吸もリズムとして大切だと考えているので、深く呼吸するプログラムもやってみました。私は患者さんの病名や症状を見るのではなく、患者さん本人を見ながらセッションを行っています」と話しました=写真左=。
参加した学生は「全身を使ったプログラムを体験し楽しかったです」「ヘザー先生が最後に話された『患者さん本人を見ながらセッションを行う』の言葉が印象に残りました。勉強になりました」と感想を話しました。