地域別教育懇談会が開催され、約1600人が参加。保護者・学生と大学教職員が就職について考えました。
2012/09/22
大学と保護者が意見交換する「地域別教育懇談会」が9月22日、中央キャンパスをメーン会場に開かれました=写真中=。この教育懇談会は昨年から就職に特化した内容にプログラムを大幅変更し、今年も約1000組1600人を超える保護者・学生が出席しました。公江記念講堂で行われた全体会では、就職が内定した学生やキャリアコンサルタントが講演し、出席者は熱心に耳を傾けました。
全体会の冒頭で、新居直子・教育後援会長は「会員の保護者の皆様は、普段はキャンパスに来たり、先生方と話したりする機会があまりないと思います。今日はしっかりと大学で情報収集し、有意義に過ごしてください」とあいさつ。糸魚川学長は昨年に本学が制定した「教育推進宣言」を中心とする教育方針について、大坪明キャリアセンター長は就職・求人状況や就活生の保護者の心構えについて説明しました。
本学で就職講座を担当するキャリアコンサルタントの石田秀朗氏は「満足度の高い就職ができた人の就職活動」と題して講演しました=写真右=。石田氏はさまざまな例を挙げながら「①問題を見つけて、テーマ設定をし、解決策を見出す『想像力』の発揮②同じことを早く正確に実行する『知的生産性』の向上―の2つの要素が今、社会で求められています」と力説。続いて、衣料ブランドと百貨店に就職内定した学生2人が就職活動の体験談を話し、保護者らはメモをとるなどしながら真剣な表情で聞き入っていました。
午後からは学科ごとの説明会や、教員と保護者の個別懇談が行われました。食堂に設けられた相談コーナーでは、就職や資格、留学、学寮、奨学金などについて熱心に職員に質問する保護者の姿が見られました=写真左=、糸魚川学長も食堂入り口の「学長懇談コーナー」で待機。訪れた保護者一人ひとりと懇談していました。
「地域別教育懇談会」は全学生の保護者から構成される「教育後援会」が主催しています。1984年から約30年にわたって続き、大学と保護者が質疑を通して連携を深める場となっています。本年度も9月22日大学本部会場のほか、金沢(8月18日)、高松(9月1日)、広島(9月8日)の全国3会場で開催されました。