女性研究者を支援する本学のプロジェクトが、文部科学省の平成24年度科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」に選定されました。

　武庫川女子大学のプロジェクト『若手女性研究者の自立と国際化を軸とした女性研究者支援のモデル開発』が8月15日、文部科学省の平成24年度科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」に選定されました。

　この支援事業は、女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、出産・子育て等のライフイベントと研究を両立するための環境整備を行う取り組みを支援することを目的としています。

　選定された本学のプロジェクトによると、大学の関係学科、部署、組織などが協力して、男女共同参画推進委員会や女性研究者支援センターを設置。「育児・介護支援部門」「キャリア支援部門」「国際化支援部門」「調査・広報部門」の4部門を柱にして、女性研究者が研究とライフイベント(出産・育児・介護など)を両立できるようにしたり、統計解析や英語論文など研究発表のスキルを身に付けられるよう「若手女性研究者スタートアップシステム」を構築したりします。

　また、同窓会と連携して「卒業生人材バンク」を立ち上げたり、「代替講義制度」を制定したりして、女性研究者の出産・育児・介護などの支援に必要な環境を整備し、女性研究者数の増加を図ります。さらに「サロン」を設置し、研究者間の情報交換や世代間交流を通じたキャリア支援を行います。