教育学科と西宮市教委がシンポジウム「双方向型研修による教員の創造性豊かな同僚性とメンターシップの構築」を開催、新しい教員研修の取り組みが報告されました。
2013/01/27
本学教育学科と西宮市教育委員会が協働して開発する教育研修モデルカリキュラム開発プログラムのシンポジウム「双方向型研修による教員の創造性豊かな同僚性とメンターシップの構築」(主催:武庫川女子大学教育学科、西宮市教育委員会)が1月26日午後、メディアホールで開催され、学生、教員ら約50人が参加しました=写真右=。
この「教員研修モデルカリキュラム開発プログラム」事業は、大学や教育委員会が関係機関と連携して、斬新かつ高度な研修カリキュラムなどを開発・実施し、その成果を教員研修のモデルとして全国に提示することを目的に実施されている、独立行政法人教員研修センターの委嘱事業です。
教育学科の矢野裕俊教授が「教員研修は初任者研修、2年目研修、10年目研修など経験年数別に行われるのが一般的です。今回の新しい研修では、経験の豊富な先生や若手の先生が混ざって双方向型の研修になるよう計画しました。講義などの言語だけでなく、体を使った非言語的なコミュニケーションを取り入れた内容にしました」と研修の趣旨を説明しました。続いて、演劇の手法を用いた言語・身体表現を重視するユニークなプログラムなどの研修報告や受講生の感想発表が行われ、同学科の金子健治准教授が「今回の研修は新任者よりも経験のある先生に対して与える影響が大きかった」と研修アンケートの結果について報告しました。これらの研修の報告を受けて、西岡加名恵・京都大学大学院教育学研究科准教授や岩田康之・東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター教授が講評しました。
最後にパネルディスカッション「双方向型研修による教員の創造性豊かな同僚性とメンターシップの構築」が行われ、教育学科の井谷信彦講師や西宮市の教諭ら8人がパネリストとなり活発な議論が交わされました=写真左=。コーディネーターは同学科の小野賢太郎教授と山崎洋子教授が務めました。