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フランスで在外研修中の生活環境学科・三宅正弘准教授が、パリ国立建築大学に招かれ、博士課程で「日本の料理がもたらす場所と風景」について講義をしました。

2013/12/22

 フランスで在外研修中の生活環境学科・三宅正弘准教授が12月6日(日本時間7日)、パリ国立建築大学・ラヴィレット校の国際コースに講師として招かれ、博士号取得のために参加した世界各国の学生(修士課程の修了生)を対象に講義をしました。各国から招かれた教授らによる海外の建築・都市景観に関する講義の一環です。
 ※三宅先生の講義は、パリ国立建築大学のホームページのトップページでも写真とともに大きく伝えられました。

 三宅先生は「日本の料理がもたらす場所と風景」と題して、江戸時代から形成されてきた料理店、寿司店から現代の料亭の建築、対面式カウンターにいたるまでを解説。その後のディスカッションでは、フランス、ブラジル、コロンビア、ベトナムなど各国の学生から質問が相次ぎました。

 日本の花見の宴会や、「お一人様用」のレストランなどは、会話が中心の空間に慣れたフランスの学生には不思議に映ったようです。三宅先生が「パリのレストランはテラス席のようなに開放的で、人から見られ、またそれによって風景を形成している。その一方で、日本の料理店では、人に見られないような、必ずしも開放的とはいえない空間が形成されてきた」と指摘すると、受講者はそれぞれの国の空間設計の話をし、議論は大いに盛り上がりました。

 三宅先生は来年3月まで、パリのフランス人文科学研究所で研究を続け、各大学で学生とコミュニケーションを取り続けていく予定です。

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