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情報メディア学科の学生が授業でNTT西日本の企業CMを制作! うち2作品がNTT西日本賞に選ばれ、同社の公式Facebookで紹介されます。

2013/12/26

 情報メディア学科の授業「広告メディア演習」を受講している2年生63人が、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の企業CMを制作しました。12月19日午後、学生たちはNTT西日本の広報室やマーケティング部の担当者を前に、完成したCMを披露し、うち2作品がNTT西日本賞に選ばれました。このCM作品は今後、同社の公式Facebookページで放映される予定です。

 NTT西日本賞に選ばれたのは、朝田夢子さん・越前香菜子さん・寺田美紀さん、福島佳苗さん=写真右の右から=の作品「ここからはじまる」=写真中の上=と、魚谷桃香さん・灰藤あづみさん・山崎結さん・薬師神里菜さん=写真左の右から=の作品「君こそ未来のヒーローだ!~繋げ、みんなの笑顔~」=写真中の下=です。制作した学生には、NTT西日本マーケティング部の槇原基之氏からNTT西日本公式Facebookでの“放映権”の目録が授与されました。

 朝田さんは「中間発表でNTTの方から厳しい評価を受けましたが、納得できるものだったので、ストーリーを一から考え直しました」と話しました。寺田さんは「時間不足を感じ、もう少し早くからがんばればと反省しました」とコメント。4人とも「終始、楽しく取り組めたことが、良い結果になったと思います」と笑顔で話しました。

 「君こそ未来のヒーローだ!」を制作した4人は、人形制作のために1週間合宿を行いました。「とても大変でしたが、苦労が報われました」とほっとした表情になりました。薬師神さんは「CMやアニメなどの、制作の大変さがわかりました」と話しました。「今回、企業研究をしたり、細かい作業を辛抱強く続けたりしたことは、いい経験になりました」と全員が今回のCM制作を通して自信を得たと話しました。

「広告メディア演習」は実践的な授業
 この授業は、同学科の赤岡仁之教授、肥後有紀子講師、荒川美世子非常勤講師、井上重信非常勤講師が担当しています。マーケティングにおける広告の果たす役割や広告制作の現場状況を理解した上で、実在するクライアントから発注されたCMを制作するという実践的な内容です。

 今回、完成したCMは全部で15作品。学生たちは3~5人のグループに分かれ、約2カ月をかけて30秒の作品を完成させました。すべての作品を見たNTT西日本広報室の篠原聡・宣伝担当課長は「企画・コンセプトにしっかり取り組み、学生ならではの作品が見られました。クオリティの高い作品が多く、選ぶのに迷いました」と講評しました。
 通常はNTT西日本賞として2作品が選ばれるところ、別にもう1作品がNTT西日本特別賞に選ばれ表彰されました。

 赤岡教授は「企業と連携し、企業の抱えている課題を理解してCMの制作をするこの授業は、最近注目されているPBL(問題解決型)教育そのものです。この授業の体験を、今後の就職活動に生かしてほしいと思います」と話していました。

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