「第3回武庫女ビブリオバトル」が催され、8組の学生たちが知的書評合戦を繰り広げました!
2014/02/09
学生による知的書評合戦「第3回武庫女ビブリオバトル」が2月8日午後、中央図書館2階のグローバル・スタジオで開催され、8組12人の学生が白熱の書評合戦を展開しました。審査員として糸魚川直祐学長、河内鏡太郎図書館長、藤原邦彦附属中学校・高等学校長をはじめ、学生、教職員約80人が集まり、出場者のプレゼンテーションに見入りました=写真右=。
この武庫女ビブリオバトルは、2011年度から始まった本学の読書活動プロジェクト「Lavyの扉」の一環として開催されています。今回は8組が事前にくじ引きで順番を決め、1組10分の間に各自が選んだ女流作家の本を紹介。パワーポイントの資料を駆使する組、朗読をはさんで作品の魅力を伝える組、熱い思いを語る組など工夫を凝らした発表に、会場からは大きな拍手が送られました。
今回は個々の発表のあと、聴衆にもマイクが向けられました。それぞれの発表に触発されて「是非読んでみたいです」という意見が聞かれました=写真中=。
最後に聴衆が挙手し、最優秀賞1組、優秀賞2組が選ばれました。
最優秀賞には、中原みすずの『初恋』を取り上げた井口美玖さん(生活造形学科1年)が選ばれました。井口さんは「三億円事件は18歳の女子高校生が、初恋のために引き起こしました。これは恋愛小説です」と作品の魅力を紹介=写真左=。受賞後井口さんは「とても緊張していたのですが、大好きな本に興味を持ってもらえて、とてもうれしいです。是非読んでみてください」と話しました。
優秀賞は近澤彩希さん(心理・社会福祉学科3年)森絵都『永遠の出口』、坂東茜さん(日本語日本文学科2年)綿矢りさ『かわいそうだね?』が選ばれました。
★発表者/エントリー作品(発表順)★
1.井島汐希(心理・社会福祉学科3年) /小林聡美 『ワタシは最高にツイてる』
2.近澤彩巴(心理・社会福祉学科3年) /森絵都 『永遠の出口』
3.井口美玖(生活造形学科1年) /中原みすず『初恋』
4.前畑美京・長谷川祐・福永真菜・金座由布子(人間関係学科1年)
/有川浩 『図書館戦争』
5.高橋伶奈(日本語日本文学科3年) /小池真理子ほか『女がそれを食べるとき』
6.岡田南摘・越原麻衣(日本語文化学科)
/村山由佳 『放蕩記』
7.山本千鶴(食物栄養学科3年) /宮下奈都 『よろこびの歌/終わらない歌』
8.坂東茜 (日本語日本文学科) /綿矢りさ 『かわいそうだね?』