ゲノム機能解析学研究室の学生が、尼崎市立小園小学校で出前授業を行いました。
2014/06/19
薬学部のゲノム機能解析学研究室に所属する学生と木下健司教授が、尼崎市立小園小学校の学校薬剤師から依頼を受けて、6月6日、6年生110人に出前授業「なんでお酒は飲んだらダメなの?」を行いました=写真右=。
当日は薬学科5年生の今井美穂さん、植山陽子さん、柳原佑美さん、藤本遼さんの4人が作成したパワーポイント=写真左=を見ながら、アルコールパッチテストをしたり臓器クイズをしたりしました=写真中=。この中で、未成年者がアルコールを飲むと成長に悪影響が出ることなどを伝えました。
続いて遺伝子ゲームを行い、一人ひとりが異なった特長を持っていること、遺伝子の組み合わせがそれぞれの個性になっていることを説明しました。
今井さんと藤本さんは「ちゃんと小学生に伝わるか心配しましたが、よく理解してくれました」、「遺伝子について、さらに興味を持って『食べ物の好き嫌いも遺伝で決まるの?』などと次々と質問も出ました。『お酒が飲めるかどうかは、遺伝が関係していることがはじめてわかった』という子もいました」などと授業の感想を話しました。
プロジェクトリーダーの植山さんは「子どもたちに伝えるには、まず自分たちがしっかりした知識を持って準備する必要があることを実感しました。アルコールや遺伝子の知識を伝えることは大切だと思っているので、さらに準備をして活動を広めたいです」と意気込みを話しました。
プロジェクトでは現在、アルコールについての紙芝居も作成中です。
7月は、小豆島の池田小学校(5,6年生)、大阪府の清教学園中学校・高等学校で出前授業を予定しており、内容をさらに充実させて臨みます。