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大学院生活環境学研究科食物栄養学専攻の植田愛美さんが、日本きのこ学会25周年記念大会で優秀ポスター賞を受賞

2014/09/17

 大学院生活環境学研究科食物栄養学専攻食物栄養科学コース修士課程2年の植田愛美さんが、日本きのこ学会25周年記念大会で優秀ポスター賞を受賞しました=写真。 
 同学会は、京都大学の百周年時計台記念館で9月10日~12日に開催され、植田さんは本大会のポスター発表に参加しました。講演題目は「担子菌の発酵能による機能性おから味噌の開発」。産業廃棄物として処理されているおからの有効利用として、担子菌(きのこ)のセルラーゼ活性に着目し、担子菌を用いた発酵で、おからが分解されたなめらかな食感の味噌を製造しました。植田さんは、食品微生物学研究室(松井徳光教授指導)で、大学4年生の時から約2年半をかけて研究を進めてきました。
 本賞は研究内容、質疑応答の態度などから大会に訪れた産学官の代表委員の投票および学会企画委員会の評価により、大学・公的試験機関・企業から出された106題から優秀な発表をした人が選出されます。植田さんは、きのこの発酵能を利用し、産業廃棄物として問題になっているおからの有効利用を考え、抗酸化活性等の機能性を新たに付加させた食品の開発につながる加工法を提案。きのこによる発酵の裏付けとなる各酵素活性の働きや発酵の結果生じたうま味や甘味の生産メカニズムなどについての報告、ポスターの見やすさ、および新しい発想やチャレンジが高く評価されました。 
 受賞に対し、植田さんは「学んできた発酵に関する知識や技術を活かして、社会に貢献していきたいです」と話していました。
 

生活環境学部食物栄養学科教授・松井徳光

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