食物栄養学科の学生が栄養の知識を活用し、ボランティア活動に取り組んでいます。
2015/05/07
食物栄養学科の福田也寸子ゼミは、昨年度からドナルド・マクドナルド・ハウスでミールサービスボランティアに取り組んでいます=写真右=。ドナルド・マクドナルド・ハウスは、難病などで自宅を遠く離れて入院生活をおくる子どもに付き添う家族のための滞在施設で、全国各地にあります。
今年度第1回目の活動は4月24日、ゼミ学生6人が行いました。メンバーは、食物栄養学科4年の下村有佳里さん、久保朱音さん、岩本文香さん(写真左の前列左から順)、佐々木希美さん、高森愛子さん、松浦優姫さん、福田准教授(同後列左から順)です。
学生は大阪府吹田市の国立循環器病研究センター近くの「おおさか・すいたハウス」で、「小松菜入りカップケーキ」=写真中=を作り、ハウスの利用者の皆さんに提供しました。試行錯誤を繰り返したレシピは、大変好評で、「授乳中で、小松菜やほうれん草を摂るように心がけているのでスイーツで食べられてうれしかったです」「少しカロリーをとりたい子どもにも良いと思いました」などの感想が寄せられました。
感想を読んだ学生は「すごくうれしいです」「次の機会も喜んでもらえるよう頑張ります」などと話しました。今後は2人ずつ担当し、第2回5月22日(金) は佐々木希美さん、下村有佳里さん、 第3回6月19日(金)は松浦優姫さん、岩本文香さん、 第4回7月17日(金)は高森愛子さん、久保朱音さんです。
福田准教授は「不足しがちな栄養素を摂るための工夫を凝らすという経験は、管理栄養士を目指す学生たちが今後、科学的な視野を持って仕事に取り組むモチベーションを高めることになり、さらには生涯教育につながるものと考えます。さらに病気と闘う子どもと家族への応援という社会貢献になるのであれば幸いと考えます」と話しています。