情報メディア学科 大森ゼミ生が、近畿圏実践型課題解決プロジェクト「Ai-SPEC」の最終発表会出場の権利を獲得しました。
2016/10/27
情報メディア学科 大森ゼミ3年生の西田奈七子さん、岡 奈々枝さん、原田胡桃さん、須賀菜月さん=写真左の左から順=が10月15日、経済産業省 近畿経済産業局主催の「近畿圏実践型課題解決プロジェクト『Ai-SPEC』」の大阪地区大会で、最終発表会への出場権を獲得しました。
西田さんら4人は、子ども用下着メーカーのガロー株式会社とタッグを組みました。ガロー株式会社は近年、子供用介護肌着の販売に参入し、子ども用下着の開発に特化してきた会社ならではの工夫をこらした商品を販売。しかし思うような販売結果を得られないという課題を抱えていました。ガロー株式会社は、自分たちが捉えきれていなかった消費者のニーズがどこにあるのか、定量調査を西田さんらに依頼しました。
4人は病院をはじめ、地域の野球チームやサッカーチームに所属する小学生の保護者30~40人にヒアリングやアンケート調査を実施。長期的な入院から、ケガなどによる一時的な入院まで、介護やケアを必要とする子どもたちの保護者の意見を集めました。また、多くの子どもたちと接する保育士や養護学校の教員に電話をしたり、保育園や養護学校を訪問したりして、現場での体験談や商品に対する意見を聞き、ガロー株式会社にフィードバック。改良を重ねた商品をもって、大阪地区大会に臨みました。
4人は「質的調査でどれだけ意見を聞くことができるかが最終発表の際に重要になってくると考えているので、残りの1か月間で調査が少しでも多くできるよう頑張りたいと思っています」と意気込みました。
大阪地区大会と京都地区大会で予選を勝ち抜いた計9チームが集結し11月23日、最終発表会がエル・おおさかで開催される予定です。
◆
「近畿圏実践型課題解決プロジェクト『Ai-SPEC』」とは : 中小企業の経営課題について、学生チームが企業を訪問し、課題の詳細ヒアリングを行った後、企業と共に課題解決に向けて取り組み、発表会を通じて広く発信することを目的としたプロジェクトです。