生活環境学科の学生たちが中心となり団地再生デザインを提案する地域連携プロジェクト「またあしたプロジェクト」で学生が手掛けた集会所リノベーションが完成しました。
2017/04/24
生活環境学科と本学教育研究社会連携推進室の地域連携プロジェクトとして、昨年度から生活環境学科の学生たちが中心となり団地再生デザインを実施してきました。鎌田誠史准教授の研究室(住環境・地域デザイン研)の3年生8人を中心に約30人の学生がプロジェクトに参加し、住民や兵庫県住宅供給公社と協働しながら、住民にあまり使われなくなった団地の集会所を高齢者や子育て世代、若年層(大学生)、子どもたちが多世代共助できる場としてリノベーションしてきました。
そして学生が中心となって企画・デザイン・設計した芦屋浜高層団地の集会所が4月16日に完成し、住民の皆さんに披露されました=写真右・中=。団地住民への披露を目的としたオープニングパーティーも学生が企画し準備を進めてきました。住民の方にたくさん来ていただけるか不安のなかでの準備でしたが、当日はなんと200人以上の方々が来場し、閑散としていた集会所が住民の方々であふれました=写真左=。想像以上の反響に学生も驚きを隠せず、住民の皆さんへのあいさつでは学生リーダーの一人が感極まって涙を流しながら感謝の気持ちを述べました。住民の皆さんからは大きな拍手が沸き起こり、学生の地道な作業が報われた瞬間に立ち会うことができました。
今後は今まで以上に住民の皆さんと学生が協働しながら、この集会所が高齢者や子育て世代、若年層(大学生)、子どもたちが多世代共助できる場として活用できるような仕掛けとなるコミュニティーデザインやマネジメントを行う予定です。
生活環境学科准教授 鎌田誠史