屋上でいちご摘み。小学生72人が「ラビーいちご」の収穫を体験しました。
2017/05/25
西宮市立鳴尾小学校(西宮市鳴尾町5、青野祐子校長)の3年生72人が5月23日、教育学科 酒井達哉ゼミの学生20人=写真右=が育てた「ラビーいちご」を摘む体験をするため、学校教育館を訪れました。
酒井ゼミの学生が昨年の11月28日、出前授業に同校へ出向き、「鳴尾いちご」の歴史を分かりやすく劇化して伝え、ペットボトルを使った「ラビーいちご」の栽培キットの使い方やいちごの育て方を指導。児童はそのキットを使って学校でいちごを栽培しました。
小学生は学生から説明を聞いた後、三つのグループに分かれて自分たちで実際にいちごを収穫=写真左・中=。「大きいのがあったよ!」「こんな面白い形のがあった」「きれいな色だね」など、見たこと、感じたことを口にしながら楽しそうにいちごを摘みました。収穫体験の後はいちごを試食。「おいしいね」「甘い」「さわやか」「一億点!!」「持って帰りたい」と、感想を話しました。
学生は「とても楽しかったです。まだ小さいいちご、赤くなっていないいちごは採ってはいけない、とちゃんと知っていて、収穫せずに残してくれていました」「みんなきちんと私たちの話を聞いてくれ、いたずらをする子もいなくて、本当にいい子ばかりでした」と話しています。
酒井ゼミでは教育演習、卒業研究の一環として、大学がある鳴尾地区で明治から昭和の初めにかけて栽培された「鳴尾苺(いちご)」を環境学習における地域教材として活用しようと、学校教育館の屋上でイチゴを栽培。武庫女生まれの「ラビーいちご」と名付けて、西宮市内の小学校で「鳴尾いちご」の歴史を伝える出前授業を行うとともに、「ラビーいちご」栽培キットを環境学習教材として子どもたちにプレゼントする活動を行っています。
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この様子は以下の日程で、NHK内の番組で放送予定です。
● 5月27日(土) 7:30~ 8:00 「ウイークエンド関西」内『西日本の旅』のコーナー
(突然の事件・事故等により、放送内容や時間が予告なく変更となる場合があります)