生活環境学科建築デザインコースの学生が、既存住宅ストックを活用するプロジェクト(GRM5プロジェクト)に参加しています。
2017/07/27
生活環境学科建築デザインコースの3,4年生有志21人の学生が、既存住宅ストックを活用する「GRM5プロジェクト」に参加しています。このプロジェクトは、社会的に大きなテーマとなりつつある既存住宅ストックの活用をテーマに、企業・他大学と連携して実施するインターカレッジの実践的プロジェクトです。
関西学院大学都市政策学科、大阪大学地球総合工学科と本学生活環境学科の3大学からなる実行委員会が組織され、事業主である大阪建設株式会社と運営しています。今春、教育研究社会連携推進室への参画の打診より、本学からは生活環境学科の岩田章吾教授と山田由美准教授が委員として参画することになりました。プロジェクトでは、尼崎市武庫之荘にある木造2階建共同住宅のリノベーション設計に各大学2住戸づつ実施案の設計に取り組み、学生達は基本プランの提案を行いました。
6月10日にキックオフミーティングが行われ、各大学の担当する住戸が決まりました。2週間後の6月24日には中間発表が行われ、各大学の学生がプレゼンテーションを実施。7月22日、最終の発表会が行われ、本学からは7作品の発表があり、以下の2作品が実施案として採択されました。
*「2階で暮らす」西辻帆波さん(生活環境学科4年)、木本帆南さん(生活環境学科3年)=写真中の左から=
*「日常を楽しむ家」坪田夏実さん、奥野裕美子さん(同4年)、福田絢華さん、津田有希子さん(同3年)=写真左の左から=
岩田章吾教授と山田由美准教授の指導のもと、参加学生たちは熱意を持って取り組んできました。
実施作品を提案した西辻さんは「学生ではなかなか関わる事のできない実施プロジェクトに関わることができ、本当に貴重な経験をさせていただきました」、坪田さんは「現実的な設計に落とし込む難しさを痛感しましたが、それ以上に4人全員で1つのものを作り上げていくことが楽しかったです」と話しています。
今後は学生達の意見を取り入れながら、企業側で実施設計に取組み、2018年3月に竣工予定。竣工後はオープニングシンポジウムが実施される予定です。