生活環境学科の学生4人が、難関の繊維製品品質管理士試験に合格しました。
2017/11/08
平成29年度の繊維製品品質管理士(通称:TES=Textiles Evaluation Specialist)の試験に、安本知世さん(生活環境学科4年)、園田のぞみさん(同4年)、三井槙子さん(同3年)、三戸百華さん(同3年)=写真左から順=の4人が合格し、11月1日に有資格者として登録されました。合格率20%程度と、現職者でも難しいとされる資格試験に挑戦し、みごとに難関を突破しました。
繊維製品品質管理士(TES)は、アパレル・繊維業界の企業活動の合理化・消費者利益の保護・企業と消費者の信頼関係の改善を図ることを目的として、商品企画・商品仕入・品質の設定や判定を行うといった任務を遂行できる素養を身に付けた人に与えられる資格です。社会的に大きな信頼が得られ、業界でも高い評価を得ている資格の一つでもあります。
今年度は7月16日に全国6会場で試験が行われ、受験者2,600人のうち592人が合格しました(合格率:22.8%)。
合格した4人は「品質管理の仕事に興味があったので、その知識を深めたいと思い勉強を始めました。難しいと感じましたが、基本的な内容は大学の授業で学んでいたので、取り組みやすさはありました」「1年生の頃から、繊維製品品質管理士(TES)のことを耳にしていたので、在学中に取得し、将来につなげたいと考えて受験を決めました」「品質管理の仕事に就きたいと考えていたことがきっかけで勉強を始めました。大学で学んできた、自分の好きな繊維についての勉強が形になりました」「高校生の時から、将来はアパレル関係に進みたいと考えていました。そんな時、母からアパレル関係に進むなら、こんな資格を持っていた方がいいよ、とすすめられたことが受験のきっかけです。在学中に取得したいと思っていました」と、受験のきっかけや大学での学びと資格とのつながりについて話しました。4人ともに学科の事前講習を受けたり、個別に先生から論文の添削を受けたりして試験に臨みました。
武庫川女子大学 生活環境学部 生活環境学科および短期大学部 生活造形学科では、繊維製品品質管理士(TES)試験の受験を奨励。ここ近年では、2014年に4人、2015年に4人、2016年に3人が在学中に同資格に合格しています。
【参考】生活環境学部 生活環境学科、短期大学部 生活造形学科「資格取得ページ(繊維製品品質管理士)」