ローマで名建築に圧倒され、フィレンツェでは名画にうっとり―。イタリア研修旅行中の建築学科2年は見学を無事に終え、建築の真髄を肌で学びました。
2007/09/06
建築学科2年生の28人は8月25日から2週間のイタリア研修旅行を続け、ミラノからフィレンツェ、シエナ、ローマと巡って、建築の真髄を肌で感じ取りました。名建築にたっぷりと触れた学生らは、後期の授業にも一段と力が入ることでしょう。
学生たちは1年生の前期に日本建築史、後期に世界建築史、2年生の前期に近代建築史などの科目を履修。出発前にはイタリア建築について調査・研究もし、研修旅行に備えてきました。
建築学科の大谷孝彦教授と大井史江准教授の引率で、一行は30日に20世紀を代表する建築家アルヴァ・アールトによるリオーラ教区センターやピサの礼拝堂・大聖堂・斜塔=写真左=を見学しました。
翌31日にはフィレンツェに移動し、ウッフィーツィ美術館でルネサンス絵画などを鑑賞。9月2日はシエナに立ち寄り、ドゥオモとカンポ広場を見学しました。
見学最終日の5日はボッロミーニのサン・カルロ・アッレ・クアトロ・フォンターネ教会とベルニーニのサンタンドレア・アル・クイナーレ教会を見学し、同時代を生きた2人の作風を比較。ミケランジェロのカンピドリオ広場では遠近法を強調した空間を体験し、パンテオン=写真右=では、どうやってスケッチをしたらいいのか分からないほど圧倒されました。
研修旅行の詳報は建築学科ホームページ でお伝えしています。