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トランスジェンダーの女性弁護士 仲岡しゅんさんが共通教育科目の授業でジェンダー問題をテーマに講演しました

2019/04/25

トランスジェンダーの弁護士・仲岡しゅんさん(大阪弁護士会)が4月25日、共通教育科目「女性の身体とセクシュアリティ」(松並知子非常勤講師)と「ジェンダーとアイデンティティー」(西尾亜希子准教授)の合同授業にゲスト講師として招かれ、メディアホールで「ジェンダー、セクシュアリティを巡る人権課題」と題し、講演しました。

仲岡さんは戸籍上は男性ですが、女性弁護士として活躍しています。授業では、LGBT(性的少数者)について解説するとともに、「セクシュアリティは揺らぐもの。私自身、小学生のころは男の子と思い込んで育ち、揺らぎながらここまで来た」と、自身を振り返りました。学校や就職で理不尽な区別や差別があることに疑問を呈し、「セクシュアリティに対する無理解は人権問題。身内がトランスジェンダーであると分かった場合を想像して否定的な気持ちが浮かんだら、それが偏見や差別の根っこであることに気が付いて」と、呼びかけました。最後に折り紙を使って性の多様性を表し、「数が少ない金や銀の折り紙はむしろ貴重。人と違うことはおかしいことではなく、尊重されるべきだと子どもたちに知ってほしい」と話しました。

腰まであるロングヘアと黒のスカート、ハイヒールという女性らしい出で立ちながら、低い男声やギャグを随所に織り交ぜる軽快なおしゃべりで、会場はしばしば笑いに包まれました。授業の模様は、本学日本語日本文学科の卒業生で、読売テレビ報道局記者の中村和可奈さんが取材。5月2日の「かんさい情報ネットten」(16:47~19:00)の特集で放送される予定です。

仲岡さんは5月11日(土)13時~16時、大阪弁護士会館(大阪市北区西天満1-12-5)で開催する憲法週間記念行事「憲法とLGBT~憲法が導く虹色の視点~」で講演します。先着600名(事前申込制)。詳細は大阪弁護士会ホームページへ。

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