学院創立80周年記念「第40回世界健康フォーラム2019・東京」が開催されました。
2019/11/07
武庫川学院創立80周年記念「第40回世界健康フォーラム2019・東京」(主催:NPO法人 世界健康フロンティア研究会、共催:武庫川女子大学)が11 月6 日、よみうりホール(東京都千代田区有楽町)で「人生100歳時代の生き方上手―日本から世界への発信―」をテーマに開催されました。
はじめに、同フォーラム会長の井村裕夫氏による講演「令和が開く健康加齢への道」と、第8代ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏による講演「ユネスコ登録 日本食の世界への貢献」が行われました。
続いて、武庫川女子大学国際健康開発研究所所長の家森幸男氏が「和食で世界を健康長寿にするには」と題して基調講演しました。家森氏は、これまでの研究結果を踏まえ、「魚・大豆を中心とした和食と、適正な量の塩分摂取が健康寿命を延ばすことにつながります」と説明しました。
健全な食生活の保全を顕彰する「モナリザ賞」の表彰式が行われ、武庫川女子大学附属高校の創造サイエンスコース食育研究班のメンバー9人に表彰状が贈られました。生徒たちは、玄米を食べるグループと白米を食べるグループの尿を分析し、体にどんな違いがあらわれるのか研究していくことを説明しました。
記念演奏として国立音楽大学招聘教授の北村源三氏が、プッチーニ作曲「誰も寝てはならぬ」など4曲をトランペット演奏で披露しました。
後半は、元NHKニュースキャスターで現在は千葉商科大学教授の宮崎緑氏がコーディネーターになり、元マラソン選手の有森裕子氏、名古屋学芸大学健康・栄養研究所所長の下方浩史氏、琉球大学大学院医学研究科教授の益崎裕章氏、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎氏、本学の家森氏の6人が、「人生100歳時代の生き方上手」をテーマにパネルディスカッションを行いました。100歳の時には自分は何をしているのかについて各々が発言し、食と運動の大切さや、人生の目標を持つことの重要性を語り合いました。
最後に、武庫川女子大学副学長の河合優年氏が「人生100歳時代という、これまでに経験したことがない時代が来ようとしています。『健康』はますます重要になってくるでしょう」と閉会の言葉を述べ、フォーラムを締めくくりました。