【学生・教職員の皆さまへ】感染拡大阻止のため、一人ひとりの感染予防行動の徹底を!(注意喚起)
2020/07/22
武庫川学院感染症対策本部
新型コロナウイルスの感染は、「第一波」の後、しばらく収まっていましたが、現在、再び、感染者が増加しています。兵庫県は、県内で24人の新規感染者が確認された7月17日、「感染警戒期」に入ったとし、改めて、感染防止対策の徹底を図ることを求めました。
感染者は、若い世代から高齢者まで、幅広い層に出ていることから、ごく普通の生活の中で、誰もが感染する恐れがあるといえます。また、最近は若い世代の感染者が増えてきており、感染予防行動のあり方が問われています。
世間では若ければ感染しても大したことのない、風邪の一種と信じている向きもありますが、実際は重症者が一定の割合で出ること、回復しても後遺症に長く悩まされる人がかなりあることなどこの病気の恐ろしさを正しく知って日々の自分の行動を振り返ってみてください。つまり、「コロナは、他人事ではなく、自分事である」と認識することが大切です。そのうえで、自分の行動が、自分自身の安全・健康だけでなく、他者 (家族・友人だけではなく、日々の生活で出会う多くの人々)の健康や生活そのものに大きな影響を及ぼすことにまで考えをめぐらした公共心に基づく行動が求められます。
社会全体の感染拡大予防のためには、社会の構成員である一人ひとりの意識と行動の変容が普及していくことが重要となります。自分と社会を守るため、政府の専門家会議で提言された「新しい生活様式」を参考に、一人ひとりが「感染しないため」の行動ならびに「人に感染させないため」の行動を徹底してください。
<自らが感染しない、人に感染させないための行動の徹底>
1. 手洗い、手指消毒、マスク着用、人との身体的距離の確保、などの基本的な感染予防策の徹底を行う。
2. 外出前に検温し、発熱や体調不良等がある場合は、登校・出勤や外出を控える。
3. 下記の「3つの密」が発生しやすい場所や行事等への参加を控える。
①換気の悪い密閉空間(密閉)
②人が密集している(密集)
③互いに手が届く距離での会話や発声が行われる(密接)
※「自己健康観察票」の記録を習慣づけ、体調管理、感染防止につとめましょう。
<クラスター(集団感染)を発生させないために>
〇 イベント等に参加をする場合や諸活動を行う場合は、「3つの密」が発生しないよう注意するとともに、一人ひとりが、「3つの密」が発生しやすい場や活動には不要不急の場合は参加しないようにする。
<通学・通勤時における注意喚起>
〇 通学・通勤時の感染予防対策については、各自が十分に注意をする、大学到着後は速やかに手を洗う、顔を出来るだけ触らない、触った場合は顔を洗うなどして、接触感染対策などの基本的対策を行う。
〇 公共交通機関を利用する場合は、①必ずマスクを着用する、②人との会話、携帯電話による通話を慎む、③可能な限り混雑時間を避ける。
<健康状態に異常を感じたら>
①高熱・息苦しさ(呼吸困難)・強いだるさ(倦怠感)等の強い症状のいずれかがある場合
②重症化しやすい方(※)で、発熱や咳など比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、妊婦、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
③発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合(症状が4日以上続く場合)
・症状には個人差があるため、強い症状と思う場合にはすぐに相談
1. 発熱者本人による対応
①上記の症状がある場合は、すぐに、帰国者・接触者相談センターもしくはかかりつけ医に相談
・医療機関を受診する際には、受診方法を電話等で確認しマスクを着用してから受診する。なお各自治体により受診方法が異なるため、各自治体のホームページなどで確認をしておく。
②自宅待機解除の目安
次の1)および2)の両方の条件を満たすこと
1)発症後に少なくても8日が経過している
2)薬剤(解熱剤を含む症状を緩和させる薬剤)を服用していない状態で、解熱後及び症状(咳・咽頭痛・息切れ・全身倦怠感・下痢など)消失後に少なくても3日が経過している
2. 濃厚接触が疑われる場合の対応
①濃厚接触者、あるいは濃厚接触者の家族
・濃厚接触者であるかどうかの判断は、通常、保健所の調査により決定する(※)
②自宅待機解除の目安
2週間の自宅待機
- 新型コロナウイルス感染症 濃厚接触者の定義(引用:国立感染症研究所感染症疫学センター)
患者(確定例)の感染可能期間(*)に接触した者のうち、次の範囲に該当する者
*感染可能期間とは、コロナウイルス感染症を疑う症状を呈した2日前から隔離開始までの期間
・患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等)があった者
・適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護もしくは介護していた者
・患者(確定例)の気道分泌物もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者
・その他:手で触れることのできる距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策無しで、患者(確定例)と15分以上の接触があった者
(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)
- なお、不安や質問がある場合、健康状態に異常を感じたら、健康サポートセンター 0798-45-3545まで問い合わせください。
<特に学生のみなさんに考えてほしいこと>
若者は感染しても軽症、もしくは無症状であり、感染していることに無自覚であるため、「3密」の発生しやすい場所に参加してしまい、知らないうちに感染を広げてしまうことがあります。このため、一人ひとりが自分の事としてこの状況に向き合い、責任と自覚をもった行動を取るようにしてください。
○ 多人数での会食は控えてください。
○ 飲食しながらの大声での会話や回し飲みは避けてください。
○ 感染防止対策を行っていない店の利用は控えてください。
<アルバイトをもう一度見直してください>
新型コロナウイルスの感染が7月に入り、東京を中心に各地で広がりを見せています。なかでも、接待を伴う飲食店などとの関連が疑われる感染者が増加傾向にあります。
本学では、一律に、アルバイトの自粛を要請しませんが、今一度、自分が働いているアルバイト先の職場環境を見直してください。
下記のチェックポイントを参考にして、もしも、感染リスクが高いと判断される場合は、アルバイトを辞める、アルバイト先を変えるなど、感染リスクの低減に努めてください。
万が一感染した場合、ご家族や友人の健康や生活そのものに大きな影響を及ぼす恐れがあります。
今まで以上に学生の皆さん一人ひとりの責任ある行動が求められています。
◆感染症に関わるアルバイト先の主なチェックポイント◆
(1)あなたの職場は、新型コロナウイルス感染症の対策をしっかり行っていますか。
・ 体調管理(体温チェック、風邪症状の有無など)を求められていますか。
・ アルバイト先で、手洗い、うがいなどするように指導され、スタッフ全員が守っていますか。
・ 仕事中、マスクをしていますか(接客業であっても)。また、休憩時間などにマスクを外し、大勢のスタッフと一緒にお菓子やお弁当などを食べていませんか。
・ 室内の場合、頻繁に換気を行っていますか。
・ 仕事中、人と人との距離が1~2m離れていますか。
(2)『3つの密』密閉・密集・密接の濃厚接触環境でないことが確認できていますか。
・ 換気の悪い密閉空間ではないですか。
・ 多くの人が密集する場所ではないですか。
・ 密接した近距離での会話や発声、大きな声で歌うところではないですか。
(3)既に、感染源(クラスター)として発表されている場所ではないですか。
具体的な例としては、たくさんの人が集まる飲食店、カラオケボックス、スポーツバー、ライブハウス、立食パーティ会場など。
なお、自分では判断できない、辞め方が分からない、店長が辞めさせてくれないなど、困っている場合は以下のいずれかへ相談してください。
◆アルバイトのトラブル等に関する問合せ・相談先◆
学生部 0798-45-3526
厚生労働省労働局 総合労働相談窓口
兵庫労働局 078-367-0850
大阪労働局 06-7660-0072