第39回「校祖の日」の10月6日、大河原量学院長らが校祖公江喜市郎先生の墓前に参拝しました。
2020/10/06
第39回「校祖の日」の10月6日、武庫川学院を創設した公江喜市郎先生をしのぶ行事が行われ、大河原量学院長や理事らが公江先生の墓前に参拝しました。
公江先生は1981年9月6日に亡くなり、10月6日に学院葬が営まれたことから、学院ではこの日を「校祖の日」と定めています。今年で39回目を迎えました。
例年は学院長・学長をはじめ、教職員や学生・生徒の代表者による墓参が行われていますが、今年は新型コロナウイルス感染防止に配慮し、規模を縮小して行いました。
学内の記念行事は、3月に竣工した公江記念館の校祖室での初開催となりました。挨拶に立った大河原学院長は、公江先生の思い出を語った後、コロナ禍にある厳しい現状を踏まえ、「公江先生の時代は戦争による災難を乗り越え、戦後、素晴らしい発展を遂げました。日下晃先生の時代にも、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けながら、その後、教育・研究は質、量ともに大きく伸びました。こうした先輩の努力・奮闘に負けず、私たちもコロナ禍を乗り越え、さらなる充実を目指したい」と、力強く語りました。
「校祖の日」には、録音された公江先生の肉声を聞くのが恒例です。今年は1975年の対談を再生。「学院が今日まで発展してきましたのは、なるほど地の利、天の時に恵まれたことは否定できません。しかし、それを活かし得たのは、やっぱり人の和の一語に尽きると思います」と語る声に、参列者が聞き入りました。
午後は公江家の墓所のある満池谷墓地で、公江先生の墓前に参拝。さらに甲山神呪寺で学院関係物故者慰霊祭を営み、新たに合祀された教職員や卒業生ら47名に手を合わせました。