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国連世界食糧計画(国連WFP)が2020年ノーベル平和賞を受賞。飢餓で苦しむ世界の子どもたちを救う国連WFPの「学校給食プログラム」を支援している本学のブラウンライスボランティアが祝福しました。

2020/10/14

今年のノーベル平和賞に、飢餓のない世界をめざす国連機関、世界食糧計画(国連WFP)が選ばれました。本学では、「ブラウンライスボランティア」(通称ブラ★ボラ)が、国連WFPを支援する認定NPO法人 国連WFP協会を通じて、飢餓で苦しむ世界の子どもたちを救う「学校給食プログラム」に貢献しています。2018年5月には国連WFP協会と武庫川女子大学が、大学として初めて連携協力に関する協定を締結しました。ちょうど、今年度初めてのブラウンライスウィーク開催中に飛び込んだうれしいニュースに13日、ブラウンライスボランティアのメンバーが集合。瀬口和義学長とともに、「ノーベル賞受賞おめでとうございます」と、祝福の声を上げました。

 

ブラウンライスウィークは、玄米を使ったメニューを学内の食堂で販売し、売上の10%を国連WFP協会を通じて国連WFPに寄付する活動です。2009年、天皇陛下が皇太子時代、本学に行啓された際、大河原量学院長との間で、イギリスのオックスフォード大学で行われているブラウンライスウィークのことが話題に上りました。これがきっかけとなり、2010年5月から大学、附属中学・高校の食堂でブラウンライスウイークがスタートしました。

 

今年度はコロナ禍の影響でブラウンライスウィークは4月から休止していましたが、10月8日から中央キャンパス「アゼリア」で再開しました(附属中高は9月に再開)。学生考案の新メニューが日替わりで登場し、連日、完売の大好評です。13日の「バターチキンカレー」もあっという間に売り切れました。

 

ブラウンライスボランティアの西尾伊織委員長(食物栄養学科3年)の話「受賞を聞いて驚きました。ノーベル賞をこんなに身近に感じたのは初めてです。私たちの活動が世界につながっていることをあらためて感じ、うれしいです。これを励みに、コロナ禍の中でも、自分たちでできることを考えて活動していきます」。

 

瀬口和義学長の話「世界では十分に食べられない人が7億人にのぼるといわれ、コロナ禍の影響でさらに深刻な状況が生まれています。本学ではブラウンライスボランティアの活動を通して、途上国の子どもたちの窮状に思いを寄せることが定着しています。遠くの誰かを思いやり、行動を起こすことが世界平和につながることを、受賞を機に学生とともにかみしめ、思いを新たにしたいですね」

 

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