阪神電気鉄道のQR乗車券実証実験に参加していた経営学部の学生らがフィールドワークの成果を報告し、一連のプロジェクトを完了しました。
2021/01/07
阪神電気鉄道が取り組むQRコードを使った乗車券の実証実験に参加していた経営学部の学生らが12月17日、フィールドワークの成果を同社に報告し、一連の産学連携プロジェクトを完了しました。
経営学部の実践学習の一環として、10月にスタートしました。スマホに表示した乗車券のQRコードを使って駅改札を通過し、使い勝手をレポートするとともに、関連するサービスを提案することが、学生たちに課されたミッションです。参加した10人は2つのチームに分かれ、QRコード読み取り機が設置された駅で出入構を体験しました。また、アプリを活用した他社の先行事例を調べ、アイデアを練りました。
ほとんどの学生にとって、産学連携は初めての体験です。プロジェクトを振り返り、「企業に関わることなので、責任を感じた」「失敗は許されないという緊張感があった」と、プレッシャーがあったことを明かします。プレゼンテーションでは、実用性や先行事例について報告し、「乗車券とカフェのセット券ができないか」「スマホの電源が切れないか不安」など、率直な意見を発表しました。想定外の質問も飛び出しましたが、「焦ったけれどみんなで相談して何とか対応し、わからないときは正直に言うようにしました」と、度胸もついたようです。
宗平順己教授は「デジタルネイティブ世代の女子学生ならではの発想があり、高評価をいただいた。良い学びのフィールドをいただき、プレゼンも資料作りも1年生とは思えないできばえでした」と話していました。