情報メディア学科、大森ゼミの3年生9人が「全国地域ブランド総選挙」で優秀発信賞、インスタ賞、PR動画賞をトリプル受賞しました。
2021/02/22
特許庁の「全国地域ブランド総選挙」にエントリーしていた情報メディア学科の大森いさみゼミが、2月6日にオンラインで行われた決勝戦に進出し、「優秀発信賞」「インスタ賞」「PR動画賞」をトリプル受賞しました。
「全国地域ブランド総選挙」は、学生と地域ブランド団体がチームを組んで地域団体商標の商品やサービスの魅力を発信し、新ビジネスのアイデアやPR方法などを競います。今年は全国から大学や高校など15チームが参加しました。
本学からは、大森ゼミの3年生9人が尼崎商工会議所とタッグを組み、地域団体商標「尼崎あんかけチャンポン」の認知度アップに取り組みました。
学生たちは手分けして、加盟する23店舗に取材。店の人に話を聞き、実食して見た目や味を確かめました。「麺のタイプ」「あんの濃度」「一人でも入店しやすい」など、それぞれの特徴を調べ、意外にファミリー層に人気があるなど、現状を分析。具材や店主の秘技で強さを競うカードゲーム、マスクチャーム等のオリジナルグッズを作ってインスタグラムで発信し、270以上のフォロワーを集めました。PR動画では、少年2人がカードゲームで戦う様子で、おいしさと店主の熱意を伝えました。
「一人暮らしのお年寄り宅への出前など、店とお客さんのふれあいも魅力です」と爲則さくらさん。取材する中で、女性向けに器も小ぶりであっさり味の店や、バーであんかけチャンポンを出す店も発見しました。ホテルの朝食バイキングから、銭湯のホルモン入りのチャンポンまで、バラエティ豊か。一方、「定義が緩すぎる」という弱点を克服するため、汁の色や彩度を数値で定義し、器や名前を統一、共通する野菜を必ず加えるなど、地域ブランドとしてのフレームづくりを提案しました。
学生たちは、トリプル受賞に「びっくりした」と口をそろえます。「取材は初めてで緊張したが、忙しい中、気さくに料理をふるまってくれる店主の人の人柄も含めて魅力的」、「親子代々、通っている人もいる一方で、地元でもそれと認識せずに食べている人が多い。まずは市民の認知度を上げ、全国に発信していきたい」と話していました。
受賞者は以下の皆さん。
泉谷優実、大塚葉月、日下夏菜、澤井花帆、杉浦円香、田中舞、爲則さくら、戸次桃菜、前田詩穂
(敬称略)