<日本語/English> 新型コロナウイルスワクチンの接種に向け、薬学部と尼崎市薬剤師会、関西労災病院が連携し、尼崎市の薬局薬剤師に希釈・充填手技の研修を行いました。
2021/04/30
MWU’s Faculty of Pharmacy teamed up with Pharmacist Association of Amagasaki city for the vaccination against Covid-19. Cooperating with Kansai Rosai Hospital, they trained 80 pharmacists to carry out procedures of dilution and filling.
武庫川女子大学の薬学部総合薬学教育研究棟で4月25日、尼崎市薬剤師会による「新型コロナワクチン希釈・充填手技に関する研修会」が開催され、参加した尼崎市内の薬局薬剤師約80人に、薬学部教員と関西労災病院の副薬剤部長が実技指導を行いました。
尼崎市では、6月末から始まる高齢者へのワクチン集団接種で、市内の薬局薬剤師がワクチンを希釈して注射器に充填する作業等を担当する予定です。尼崎市薬剤師会(牧孝子会長)の薬局薬剤師は、すでに先行実施している医療従事者対象のワクチン接種でこの作業を行っていますが、あらためて研修の機会をもちました。
研修は感染症対策のため、消毒と換気を徹底したうえ、2時間ずつ、2回に分けて実施しました。大型画面を使った動画講義のあと、薬学部の内田享弘教授、辻本勉教授、吉田都教授と、関西労災病院の福澤正隆副薬剤部長が直接指導にあたりました。
尼崎市薬剤師会、尼崎地区の病院と本学との連携は、地域の臨床薬剤師を支援する地域貢献であると同時に、薬剤師の医療参画推進につながります。薬学部は西宮市薬剤師会との共同開催で同様の研修会を行っており、今後も薬局・病院と連携し、社会的な責務を果たす事業を展開します。