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<日本語/English> 引退した赤胴車が武庫川団地に“着任”。これを記念し、丸山健夫教授が「武庫川線と赤胴車」を出版しました。

2021/07/12

Mukogawa Line and red bodied railroad car “akadosha”.

 

English below.

 

60年以上、「赤胴車」と呼び親しまれた阪神電鉄の車両が、武庫川団地西街区広場(西宮市高須町)で地域の交流スペースとして活用されることになり、7月10日にオープニングイベントが行われました。これを記念し、情報メディア学科の丸山健夫教授が「武庫川線と赤胴車」を出版。オープニングイベントの記念品として参加者に配られたほか、阪神電車の各駅長室で無料配布されます。

 

赤胴車は1958年にデビューし、2020年6月に引退した人気車両です。武庫川団地に展示された赤胴車の車両は1974年に誕生し、西大阪線(当時)などで使用された後、1986年から武庫川線の専用車両となっていました。

 

著書では、赤胴車の最後の活躍の場となった武庫川線について、その成り立ちや、戦争をはさんで時代とともに変化した役割などを解説。戦争末期、現在のJR甲子園口駅の隣接地に阪神電鉄「甲子園口」駅を建設する計画があったことを、新たな資料とともに明らかにしています。

 

また、「武庫川線を走った車両たち」として、赤胴車のほか、武庫川線が開業した1943年当時の1121形から、路面電車を改造した71形、赤胴車引退に伴い、2020年から導入され、「ジェットカー」の愛称で親しまれる5500系のカラフルなデザイン車両まで、各時代の車両を写真入りで紹介。武庫川団地ができる前の、競馬場やゴルフ場、飛行機工場と変遷した鳴尾の歴史も伝えています。

 

丸山教授が約10年前から進めている鳴尾史の調査・研究から、武庫川線に関する成果をまとめました。国立公文書館で一次資料を探すなど、歴史の裏付けに注力したという丸山教授は「これをきっかけに鳴尾の歴史に関心が集まり、地域の活性化につながれば」と話しています。

 

Akadosha is a Hanshin railroad train that made its debut in the year 1958 and had its run until June of 2020. Its name comes from the color of the design. It became a vehicle dedicated to Mukogawa railroad and is widely known. Now it’s stationed on a spacious plaza overlooking the Mukogawa housing complex community. 

 

Professor Maruyma (Department of Information Media) has conducted studies on the history of Naruo for the past 10 years. As a result of his extensive research, he acquired knowledge and information on Mukogawa railroad.  

 

July 10th marked the day of opening of the akadosha’s official day of its retirement. To celebrate said event, Professor Maruyama published a booklet as a dedication. The 16 paged booklet is available at Hanshin railroad stations.   

 

 

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