<日本語/English>爪噛み防止マニキュアの大人への拡販について、経営学科の学生がマーケティングプランを検討し最終報告を行いました
2021/07/27
Students from the Department of Business Administration researched, planned sales and participated in marketing promotion for nail varnish that prevents nail biting.
English below.
経営学科の2年生10人が実践学習として、爪噛み防止マニキュア「かむピタ」を成人に拡販するための調査と提案に取り組み、7月27日に最終報告会を行いました。「かむピタ」は子どもの爪噛み癖を治すために苦み成分を含んだマニキュアです。製造販売している株式会社イロドリでは、今後爪を噛む大人に向けた販売を検討しており、今回そのための調査と商品・パッケージの改良、広告宣伝や販売法の提案を行いました。
まず開発経緯や概要など現在の商品について理解を深めたあと、「かむ」と「ピタ」の2チームに分かれて爪噛み癖の実態やニーズについてwebアンケートとグループインタビューを実施。幅広い対象の回答を得るために、みなと銀行鳴尾支店・ライフ鳴尾店・ラビーズカフェに直接交渉して、アンケート協力のQRコード設置を依頼し、各自でも拡散に努めた結果200サンプル以上の回答を集めました。アンケートの結果を中間報告してフィードバックをいただいた上で、今回調査結果を参考として大人向けのマーケティングプランを株式会社イロドリの福島社長と社員の方々にプレゼンテーションしました。
「かむチーム」の5人は、アンケートから3人に1人が爪噛みの経験者だが男性はほとんど対策をしていないことから、訴求対象を男性として提案を組み立てました。商品については、継続的な使用を考えて苦みに段階を増やすことや、ぬりやすさや持ち運びの便利さからシートタイプを考案。プロモーションとしては、twitterでの投稿イベントや交通広告を提案しました。
「ピタチーム」の5人は、女性の方が噛み癖ありの人多く、爪が気になるとの回答が多いことから女性を訴求対象としました。商品について、刷毛で塗ることが面倒という回答の多さから、スティックタイプを提案。プロモーションでは「魅せる美爪へ」のキャッチコピーでのイメージと、Instagramのストーリーの活用を提案。販売法については店舗数は少ないがランキングやネット販売を行っていることから@cosme storeを推奨しました。
それぞれの報告について福島社長から「短い期間にここまでの提案をしてもらえるとは思っていませんでした」と評価をいただいたあと「プロモーション提案では、費用対効果が重要」「違うタイプの商品を作る必要性は理解できるが、競合製品でもある。ネットでランキング1位の商品が、自社競合と競ってランクを落とすことがあるかもしれない。その対応について言及できればさらに現実的」などと具体的な指摘がありました。社員の方々からも、SNSの活用や商品開発の内容についての質問や確認をいただきました。担当の高橋千枝子教授は「始まった当初はリモートだったので、中々議論が進まず心配したが、アンケート実施にあたっては近隣に依頼をするなど積極的な動きもあってよかった。途中からは両グループが自走して動き出し、頼もしく思いました」と話しました。
Ten students in their second year of study conducted in a field work research about a nail varnish that is designed to help people with biting their nails. They took surveys and presented their findings in order to carry out with marketing strategies along with proposals of PR and sales method. They even monitored how to make its packaging attractive and appealing. The students put their SNS skills to work and produced PR related strategies.
The product is called “kamu pita” it basically translates to “stop biting”. In theory, its job is to help kids with thumb-sucking and nail biting by applying bitter tasting nail varnish. The students split into two groups, adults were their main target age group and furthered their investigation. Through their research, it was found that 1 in 3 male correspondents admitted to biting their nails, yet failed to stop it from happening. For the female recipients, it was seen that they too had a habit of biting their nails, and to counter for their needs, the students made suggestions such as easy to apply stick type varnish that is also portable and compact.
After reporting their findings and ideas to the president of the product, Mr. Fukushima, he reciprocated with appreciation and amusement at how quickly the students were able to gather data and present their investigation.